川崎F 4発王手 3季ぶり3度目の決勝進出 主将・橘田が2戦連発でけん引 山村は1年ぶりゴール

2023年10月09日 05:10

サッカー

川崎F 4発王手 3季ぶり3度目の決勝進出 主将・橘田が2戦連発でけん引 山村は1年ぶりゴール
後半、チーム2点目のゴールを決め、登里(手前)と抱き合って喜ぶ川崎F・橘田 Photo By 共同
 【天皇杯準決勝   川崎F4-2福岡 ( 2023年10月8日    等々力 )】 準決勝2試合が行われ、川崎Fは福岡に4―2で快勝。主将のMF橘田健人(25)が公式戦2戦連発でチームをけん引し、初Vを飾った20年度大会以来3季ぶり3度目の決勝進出を決めた。決勝は12月9日に国立競技場で行われる。
 川崎Fが福岡を力でねじ伏せた。1―0の前半40分にFWレアンドロ・ダミアンがPKを外し、その2分後に同点弾を決められるなど悪い時間帯もあったが、ホームの大声援を背に、終わってみればJ1相手に今季最多タイの4得点で快勝。鬼木監督は「まずはファイナルに行けてホッとした気持ち」と笑顔で振り返った。

 今季苦しんだ選手たちが主役を演じた。前半5分に左CKからDF山村が頭で約1年ぶりのゴール。出番が激減した今夏に移籍が決まりかけたが、チームから説得され残留し、大事な試合で大仕事をやってのけた。1―1の後半8分には3日のACL蔚山戦で決勝点を決めたMF橘田が2戦連発で続き、「自分たちのやってきたことを信じて、ずっとやり続けてきた結果」と胸を張った。

 初優勝を飾った20年度大会は、決勝でゴールを決めた三笘をはじめ、守田、旗手、田中碧らそうそうたるメンバーだった。強いチームの宿命か、その後に主力が続々と海外移籍。チームは厳しい過渡期に直面したが、6つのタイトル獲得で培った伝統や勝負強さは決して色あせることはない。橘田は2年ぶりのタイトルへ「何が何でも勝たないといけない」と力を込めた。

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