福岡が名古屋を撃破し初めて決勝進出 決勝弾は35歳ウェリントン「まだまだ“お兄さんですよ”」

2023年10月16日 06:00

サッカー

福岡が名古屋を撃破し初めて決勝進出 決勝弾は35歳ウェリントン「まだまだ“お兄さんですよ”」
<ルヴァン杯準決勝 名古屋・福岡>決勝進出を決め、全身で喜びを表すウェリントン(中央)(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【ルヴァン杯準決勝第2戦   福岡1―0名古屋 ( 2023年10月15日    豊田スタジアム )】 準決勝第2戦が行われ、福岡は名古屋に1―0で勝利し、2戦合計2―0で初の決勝進出を決めた。前半5分にFWウェリントン(35)のゴールで先制し、後半は全員で守り切った。クラブ史上初タイトルを狙う決勝は来月4日に東京の国立競技場で行われ、横浜を破った浦和と対戦する。
 引き分け以上で突破が決まる一戦でアウェーの福岡サポーターが、いきなり沸き上がった。前半5分。紺野の左足で蹴ったCKはゴールに巻いてくるボールだった。相手GKがはじいたところを最後はウェリントンが押し込んだ。今季6年ぶりに復帰した35歳は決勝点に「よくおじさんと(周囲から)からかわれるんですけど、まだまだ“お兄さんですよ”っていうのは見せられたと思います」と笑みがはじけた。

 8日間で天皇杯準決勝とルヴァン敗準決勝2試合の計3試合を戦う過密日程のラストゲーム。ホームで先勝した11日の名古屋戦から先発は5人を入れ替えた。得点後はしっかり前からプレスをかけた。後半はボールを保持され立て続けにゴール前に迫られたが、GK永石がファインセーブを連発して立ちはだかった。27歳の背番号1は「チームメートが体を張ってくれて、コースを限定してくれたおかげ」と感謝した。

 チームはFWの佐藤が左膝の大けがで長期離脱中。ルキアン、井上もけがで不在と台所事情は決して万全ではない。ベンチにはその選手たちのユニホームが掲げられるなど、一体感を持って戦っている。長谷部監督は初の決勝進出に「自分たちらしさを出せた。選手たちに感謝したい」と語った。

 初の決勝の相手は浦和に決まった。舞台は聖地・国立。今の福岡なら怖いものはない。

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