横浜 4発大勝!首位・神戸と勝ち点2差肉薄 残り3節逆転V諦めん

2023年10月29日 04:55

サッカー

横浜 4発大勝!首位・神戸と勝ち点2差肉薄 残り3節逆転V諦めん
<福岡・横浜>後半、チーム3点目のゴールを決め、祝福される横浜・植中(左端) Photo By 共同
 【明治安田生命J1第31節第2日   横浜4-0福岡 ( 2023年10月28日    ベススタ )】 明治安田生命J1リーグは各地で7試合が行われ、連覇を狙う2位の横浜は福岡に4―0と快勝し、2連勝を飾った。首位の神戸が湘南と引き分けたため勝ち点2差に肉薄、残り3試合での逆転優勝へ勢いを増してきた。本職はFWながら前節からトップ下で起用されている福岡出身の植中朝日(21)が今季リーグ3点目を含む2得点に絡む活躍を見せ、連覇を目指すチームをけん引した。
 手負いの昨季王者が底力を見せつけた。守備陣に離脱者が相次ぐ中、攻撃は最大の防御とばかりに敵地で4発快勝。2得点に絡んだ植中は「緊張感のある試合で使ってもらって、毎回緊張で足が重くなるけど、その中でもゴールを取れたのは自信を持っていい。勝ち続ければ何かが起こる」と逆転優勝へ、威勢よく話した。

 試合前、神戸との勝ち点差は4。連覇に向けて一試合も落とせない試合でキーマンとなったのが植中だった。リーグ初先発した21日の札幌戦からトップ下に抜てきされるとこの日も後半3分にはダメ押しの一撃。トップ下として2試合連続の4発快勝に導いた。

 前半25分には自らドリブルで持ち上がるとマテウスを経由してロペスの得点ランクトップに並ぶ今季21点目を演出。自ら決めた後半3分の得点は松原のロングパスに抜け出す得意の形だった。福岡出身の21歳。両親らが駆けつけた中で結果を残し「飛び出すのが僕の武器。いい抜け出しから得点を決められて良かった」と喜んだ。

 躍動の源は食のルーティンにある。試合前日には必ず松原らとうなぎを食べる。「スタミナがついて、たくさん走れるのはそのおかげ」と笑った。不調の西村に代わり、本職ではないトップ下で起用が続くが、マスカット監督も「起点になってくれた」と称えた。01年生まれのパリ五輪世代。この活躍を続ければ代表入りも夢ではない。

 残り3試合はいずれも中位との対戦で上位勢との対戦を残す神戸を一気にまくる可能性は十分。連覇を狙うトリコロールがラストスパートをかけてきた。

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