J2甲府 鳥海の“芸術的ゴール”でPO圏内浮上「チームは右肩上がり」

2023年10月29日 17:36

サッカー

J2甲府 鳥海の“芸術的ゴール”でPO圏内浮上「チームは右肩上がり」
甲府の篠田監督 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J2リーグ第40節   甲府2―0大宮 ( 2023年10月29日    NACK5 )】 甲府が大宮を下してPO圏内の6位に浮上した。中国で行われたACLの浙江戦から中3日の強行軍を勝ちきった篠田監督は「交代した選手もスタートからの選手もチームのために走ってくれた。勝ち点3を取れたことは本当に良かった」と選手の健闘を称えた。
 劣勢を選手交代で挽回した。前半は大宮のピッチを広く使う攻撃に手を焼き、何度も決定機を作られた。篠田監督は「前半はギリギリだったが、ゼロで帰ってきたのが後半につながった。(後半は)ファーストDFをどうするか、外を捨てるかなど明確にすることで自分たちの時間を作れたと思う」とハーフタイムに修正。後半20分から投入された鳥海は「今年の甲府は押されていても0―0なら後半に点を取れる自信はあった。アクセントを加えられたらいいなという気持ちで入った」と攻撃にスイッチを入れた。

 後半29分、ウタカの左クロスをゴール中央で待ち構えた鳥海が反転しながら左かかとでゴールに流し込む芸術的なシュートで均衡を破った。「要求した形ではなかったがクロスに体が反応した。ヒールに当たって入ってくれと思っていた」と鳥海。たたみかける甲府は後半33分、三浦の左クロスを中村がゴール前で合わせてダメ押し。4分間で2得点を挙げ、大宮を退けた。鳥海は「耐えれば後半は僕たちの試合になるという勝ち方が身についてきた。右肩上がりにきている」と胸を張った。

 残りは2試合。熊本、山形と2連勝すれば自力でのPO出場も決まる。熾烈(しれつ)な昇格争いに加えてACLとの“二正面作戦”は続くが、鳥海は「PO進出も決まったわけじゃない。目の前の熊本戦で勝ち点3を取るために準備していくだけ」と切り替えていた。

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