“コンサのレジェンド”小野へ贈る言葉 石井謙伍氏、忘れられない伸二さんとの会心ワンツー

2023年11月30日 13:14

サッカー

“コンサのレジェンド”小野へ贈る言葉 石井謙伍氏、忘れられない伸二さんとの会心ワンツー
15年11月の千葉戦でワンツーを決め方を抱き合う小野と石井(右) Photo By スポニチ
 コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二(44)が、12月3日の最終節・浦和戦(札幌ドーム)で現役を引退する。引退まで残り3日。スポニチでは、縁のある選手からのメッセージを掲載する。1人目は下部組織出身で、14~17年に小野と札幌でプレーした現在実業家の石井謙伍氏(37)。
 伸二さんへ。

 こんな僕でもいつも優しく接してくれてありがとうございます。

 僕にとって小さい頃からの憧れでありヒーローでもある伸二さんとプレーできたことは人生の宝物です。そして、これからもまた一緒に飲みに行けたらうれしいです。

 伸二さんとの一番思い出深い試合は、インスタグラムにも投稿したこの写真の試合です。15年11月1日の札幌ドームでの千葉戦。僕が1―2から同点ゴールを決めて、慎也(上原)のロスタイム弾で、3―2で勝ちました。

 ただ、それよりも0―1の時に僕と伸二さんのワンツーでサイドを崩して、クロスを上げてDF福森がまず同点弾を決めた。そのゴールの時に、伸二さんはゴールを決めた福森じゃなくてワンツーを決めた僕の方に来てくれて俺と抱き合ってくれました。それがめちゃくちゃうれしくて、伸二さんとプレーで分かり合えたというか、伸二さんから認められた気がしました。

 プライベートだと、納会(シーズン終了お疲れさま会)の前に、伸二さんが「うち来る?」って誘ってくれて、上里(元札幌MF)と慎也とみんなでウノをやって。めっちゃ楽しくて盛り上がり過ぎて遅刻しそうになって、みんなで会場までダッシュしましたね(笑い)。とても記憶に残っています。

 自分が中学の時から憧れの存在として見てきて、ワールドユースもテレビにかじりついて見ていました。そのヒーローがやめるのは寂しいですが、これからもサッカー界のために走り続けてくれると思います。そしてコンサのためにも、いろいろとやってくれると、道産子としてはうれしいです。(石井 謙伍)

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