【Jトピ~データで読み解く】7年連続フェアプレー賞C大阪に高円宮杯 賞金500万円の「フェアな争い」

2023年12月13日 05:00

サッカー

【Jトピ~データで読み解く】7年連続フェアプレー賞C大阪に高円宮杯 賞金500万円の「フェアな争い」
7年連続でフェアプレー賞を受賞したc大阪
 長いシーズンを締めくくる「Jリーグアウォーズ」の中で、チームの表彰項目の一つにフェアプレー賞がある。今季J1では、C大阪を筆頭に3クラブが受賞した。今回は一般にはあまり知られていない、同賞の仕組みを取り上げる。
 フェアプレー賞は、リーグ戦全試合の「反則ポイント」の少なさで決まる。反則ポイントは、以下の計算式で計算される。

 反則ポイント=退場×3+警告(1試合2度で退場の場合を除く)×1+異議・遅延行為×1+出場停止×3+無警告・無退場試合数×マイナス3+キックオフ遅れ分数×1

 フェアプレー賞は1試合平均1ポイント以下の全クラブ、今季からはそのうち上位3クラブが受賞する。賞金500万円が授与されるとあり、クラブ関係者の間でひそかに注目されている。

 最少ポイントのチームに与えられる高円宮杯は、C大阪が8ポイントで受賞。同30の新潟、31の横浜もフェアプレー賞を受賞した。C大阪は7年連続のフェアプレー賞で、警告27は全チーム最少。1試合ごとに3ポイントがマイナスされる無警告・無退場試合が最多の13試合あり、リードを広げた。ただしトップの数値がプラスなのは7年ぶりで、全体的には例年よりも低調だった。

 名古屋、広島、福岡の3チームは、シーズン34試合を退場なしで終えた。逆に川崎Fの退場7度は、リーグ10年ぶりの多さ。優勝した21年に退場者ゼロ、反則ポイント驚異のマイナス55を記録した優良チームが一転した。

 反則ポイントのワーストは、FC東京で127。警告が最多の66回と、それに伴う出場停止14回が響いた。34試合でファウル合計411回は7番目ながらも、その質の部分で何らかの問題があったとみられる。(データ提供・データスタジアム)

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