【第102回全国高校サッカー選手権1回戦 市船橋(千葉)4―1高川学園(山口) ( 2023年12月29日 柏の葉競技場 )】
3年ぶりに出場した市船橋が4発の快勝発進だ。初戦突破の立役者はU―18日本代表でJ2清水に内定しているFW郡司璃来。まずは前半6分、左サイドでボールを受けるとカットインして右足を振り抜いた。GKのニアを抜く豪快な一撃で先制すると、10分には味方の得たPKを任され、きっちり決めて2点目。3―1で迎えた後半21分には左からのクロスを頭で合わせてハットトリックを達成した。
自身初めてとなる選手権の舞台での3発。それでも、「まあ、普通なんじゃないですか」と、いかにもストライカーらしい強気な口ぶり。スタンドに清水の旗を掲げる気の早いサポーターもいたが、「得点王を取って日本一になってエスパルスに行きたい」と2冠を手に、プロの世界に飛び込む決意を見せた。