【アジア杯】日本から“金星”のイラクが敗退…ヨルダン 後半ATからの劇的勝利で3大会ぶり8強決めた
2024年01月29日 22:41
サッカー
試合は前半37分、FWアルタマリがハーフウェーライン付近から一人で抜け出し、相手3人に囲まれながらも強引にドリブル突破。飛び出してきた相手GKに防がれ、シュートこそ打てなかったものの決定機を作った。すると前半アディショナルタイムに待望の先制点。FWアルナイマトが相手の不用意な横パスをカットし、そのまま中央突破。飛び出してきたGKをよく見ながらループシュートで流し込み歓喜の瞬間が訪れた。
しかし後半、イラクの猛攻を受けると立て続けに失点。同23分にコーナーキックからDFアドナンに頭で決められ同点に追いつかれると、同31分には今大会得点ランクトップを走るFWアイメンに4戦連発となるゴールを許し逆転されてしまった。
それでもそのFWアイメンのゴールセレブレーションが“遅延行為”ととられたのか主審がこの日2枚目のイエローカードを提示。まさかの形で相手エースが退場となると、数的有利となったヨルダンが猛攻を仕掛け後半アディショナルタイムに味方のシュートのこぼれ球をDFアルアラブが押し込み再び同点。さらに2分後にMFアルラシュダンが鮮やかなミドルシュートを決めると、ベンチもスタジアムも狂喜乱舞。劇的な勝利を飾り、準々決勝進出を決めた。
一方、イラクは勝利目前でまさかの展開から数的不利となり敗戦。FWアイメンは今大会6得点の活躍を見せたが、後味の悪い幕切れとなってしまった。