3大会ぶり5度目のアジア杯優勝を狙う日本代表は29日、1日のオフを挟んで31日のバーレーンとの決勝トーナメント戦へ向けた練習を再開した。負ければ終わりの一発勝負。延長120分間で決着が付かない場合はPK戦までもつれ込む。
思い出されるのは、挙手制でキッカーの順番を決めた22年W杯カタール大会決勝トーナメント1回戦クロアチア戦だ。MF南野拓実(モナコ)は一番手として登場して失敗。チームが敗れた試合後、ピッチに崩れ落ち号泣した。だが約1年2カ月が経ち、過去にとらわれていないことを強調。「どういう決め方なるか分からないけど、自分は準備できている。自信を持って蹴りたい」。チームの勝利のためにボールの前に立つつもりだ。
もちろん理想はPK戦になる前に勝負を決めること。「良い意味で緊張感が高まってきている」と気持ちを高めた。