新潟・小見 2桁得点狙う「チャンスで慌てなくなった」 キャンプの練習試合3ゴール
2024年02月05日 04:30
サッカー
シーズンオフに自身のこれまでのプレーをじっくりと振り返り「やれることは増えたけど、自分でやろうとしすぎていた。はっきりと自分の長所が分からなくなっていた」とこれまでの3年間を総括。「自分の長所は何かを考えたら、やはりゴール前のところ」と結論づけた。
そこで今季のテーマに掲げたのが「自分の強みを生かすために一番仕事ができるところで力を使う」。沖縄では自陣の低いエリアでは周りに預け、自分はゴール前で力を出すことに注力したという。全てのエリアに顔を出すのではなく「ビルドアップは他の選手の方がうまい。自分がミスしてリズムを崩すよりも、得意なゴール前でパワーを使えるようになった」。判断に迷いがなくなり、ゴール前での落ち着きが出せるようになったことが結果につながった。
「チャンスで慌てなくなったし、いまは凄くゴールのにおいがする感覚がよみがえってきた。得点をたくさん決めていた高校時代に戻った感じ」と手応えをつかんでいる。昨季は自身初のJ1で1ゴールしか奪えなかった。だが今季は「10ゴール以上が目標。まずは早めに1点目を決めて、そこから一つずつ積み上げたい」。昨季は開幕スタメンを果たしたが、今季もその座を勝ち取るために、高知キャンプでもしっかりと結果を出していく。