G大阪は5日、吹田市内の練習場で公開練習を行った。雨が降る中、攻守の切り替えを意識した3VS3のトレーニングなどを敢行。新加入DF中谷進之介(27)は「去年とは違うG大阪を見せられれば良い」と昨季リーグワーストタイ61失点の改善に意欲を示した。
今季はDFラインを高く設定し、全体をコンパクトにして戦うことを目標に掲げる。ポヤトス監督からは「リーダーシップを取ってやってくれ」と言われているという。コミュニケーション能力の高さはFW宇佐美貴史も認めるところで、いきなり副主将にも就任。「貴史くんと三浦弦太くんの“2トップ”は素晴らしい。あのボケとツッコミの精度はすごい。全体を巻き込んで喋るのではできませんが、僕はスベってもウケを取りにいこうとやっています」。初の関西クラブだが積極的な会話でチームメートの特徴や性格の把握に努めている。
居心地が良すぎた名古屋を飛び出して、敢えて選択した厳しい道。今後の課題はボールを持った時のチームの動かし方で「もう少し合わせていかないといけないけど、やりがいがある」。10日にはプレシーズンマッチ・広島戦。開幕・町田戦へ向けた手応えを課題をあぶり出す。