【アジア杯】韓国 まさかの惨敗で64年ぶりVの夢散る…ヨルダンが史上初の決勝進出決めた
2024年02月07日 01:59
サッカー
ヨルダンとは1次リーグ戦第2戦で対戦し、後半アディショナルタイムでのゴールで辛くもドロー。準決勝で再び顔を合わせることになった難敵に対しクリンスマン監督は、累積警告で欠く“守備の要”DFキム・ミンジェに代わってDFチョン・スンヒョンをスタメン起用。DFラインは右からDFキム・テファン、DFチョン・ソンヒョン、DFキム・ヨングォン、DFソル・ヨンウという蔚山所属の4人で形成。ここまで5試合フル出場してきたFWソン・フンミンやMFイ・ガンイン、MFファン・インボムなどの主力が6試合連続の先発出場となった。
前半は危ない場面の連続だったがGKチョ・ヒョヌがスーパーセーブを連発。前半42分にはカウンターからペナルティーエリア内でボールを受けたFWアルナイマトにDF3人が交わされ絶対絶命のピンチを迎えるも、GKチョ・ヒョヌが“気迫の顔面ブロック”で相手のシュートを防ぐ活躍。12本ものシュートを浴びるも枠内シュート4本を止め、無失点で後半へと折り返した。攻撃ではMFイ・ジェソンが右サイドからのクロスに頭で合わせ、惜しくも右ポストに弾かれる場面もあったが枠内シュート0本と精彩を欠いた。
すると0―0の後半8分に試合が動く。不用意なバックパスをMFアルタマリに奪われ、カウンターを受けると最後はFWアルナイマトに決められ失点。飛び出したGKチョ・ヒョヌをあざ笑うかのようなループシュートでネットを揺らされた。さらに同21分にも失点。自陣でボールを失うとFWアルタマリに右サイドからドリブル突破され、そのままペナルティーエリア手前中央から左足でミドルシュート。GKチョ・ヒョヌが反応するもわずかに指先をかすめ痛恨の2点目を奪われた。
リードを許したまま3試合連続で後半アディショナルタイムに突入。しかし、“奇跡”は起こらず敗戦。4強で姿を消すことになった。一方、ヨルダンは初の4強入りに続き、決勝進出も果たす快進撃。10日の決勝は7日の準決勝でイランもしくはカタール、どちらが勝っても“中東対決”ということになった。