今季J1に初挑戦する町田が13日、練習を再開した。沖縄と宮崎でのキャンプから帰京後は2日間のオフを経て、同市内の練習場で約1時間30分の軽めのメニューを消化した。
悲願のJ1初昇格を果たした町田は昨オフに期限付き移籍からの復帰を含め、若手からベテランまで17選手が新たに加入した。就任2年目となる黒田剛監督は3週間超のキャンプで、J2を制した昨季から重視してきた守備の原則をあらためて叩き込んだ。キャンプ中に公開された練習試合では札幌と川崎Fに無失点勝利し、非公開で行った試合も含め「決定機をほぼ作られず、ハイプレスがかなり機能していた。そこは評価できる」と確かな手応えをつかんだ様子。「あとは攻撃のところのバリエーションがもう一つ。ゴール前の確率を高める作業を共有してもう一、二段階上げていきたい」と、開幕までの強化ポイントを挙げた。
鹿島から加入した元日本代表DF昌子源(31)は、キャンプ終盤に選手とスタッフ全員で実施した投票で今季の主将に指名された。新天地でのキャンプでは、当初からリーダーシップを発揮。「チームとしての土台を確認してきて、手応えを感じたところもまだまだと思うところもある。この2週間でしっかり突き詰めて開幕を迎えたい」と意気込んだ。
町田は24日にホームの町田GIONスタジアムにG大阪を迎え、J1での初陣を戦う。