高田春奈チェア なでしこ躍進でWEリーグにも注目して

2024年02月29日 04:40

サッカー

高田春奈チェア なでしこ躍進でWEリーグにも注目して
インタビューで笑顔を見せる高田チェア(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 WEリーグの高田春奈チェア(46)が本紙のインタビューに応じ、なでしこジャパンを祝福した。女子サッカーの価値向上やファンに魅力を知ってもらえる機会を喜ぶとともに、多くの代表選手が所属するWEリーグをアピールした。
 パリ五輪の出場権獲得おめでとうございます。今日はノー残業デーにして、早めに仕事を終えて現地で応援していました。日本女子サッカーに関わる者として、歓喜の瞬間に立ち会えて本当にうれしいです。なでしこジャパンにとっては五輪でメダルを獲ることが重要だと思うのですが、まずはその土俵に上がれたということにホッとしています。

 世界の潮流と同じように、日本サッカー界で女子サッカーの位置づけをもっと上げなければならないと感じています。今回の勝利で世間に注目していただけると思いますし、五輪出場は日本中に女子サッカーの価値や魅力を知ってもらえる重要な機会だと思います。

 16年リオ五輪で出場権を得られず、メディアに報じられる回数も激減したと聞きました。世の中の人はそうして忘れていってしまう。それがリアルな体感だと思っています。だからこそ、世界大会の切符を手にした意義は大きいです。

 WEリーグのチェアとして、メンバーの約半数がWEリーガーだったことも誇りに感じています。今回の出来事をリーグとしても盛り上げにつなげていきたい。代表選手もいて、スーパープレーも多い。純粋に推しの選手を見つけるもよし、サッカー自体のレベルの高さを感じるもよし、ぜひ日常的にWEリーグに足を運んでいただけたらうれしいです。

 23年W杯では結果的に8強で大会を終えましたが、その戦いぶりは素晴らしいものでした。ぜひ、サッカーファンだけでなく一般の方も興味を持つ一大イベントのパリ五輪でリベンジを果たしてほしい。メダルも近いと思っていますし、なでしこジャパンならば絶対にできると信じています。(WEリーグチェア)

 ◇高田 春奈(たかた・はるな)1977年(昭52)5月17日生まれ、長崎県佐世保市出身の46歳。18年からJ2長崎の上席執行役員、20年に代表取締役社長となった。22年にJリーグの業務執行理事、日本協会の理事に就任。同年9月からWEリーグチェアに就いた。父はジャパネットたかた創業者の高田明氏。

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