U17代表FW 神村学園・名和田&日章学園・高岡が「特別指定選手」第1弾として適用 Jデビュー後押し

2024年03月01日 04:45

サッカー

U17代表FW 神村学園・名和田&日章学園・高岡が「特別指定選手」第1弾として適用 Jデビュー後押し
高岡伶颯(左)と名和田我空 Photo By スポニチ
 今季から実施される日本サッカー協会(JFA)推薦の「特別指定選手」としてU―17日本代表のFW名和田我空(がく、17=神村学園)とFW高岡伶颯(れんと、16=日章学園)の2人が新制度第1弾として適用されたことが29日、分かった。複数の関係者が明かした。
 「特別指定選手」は大学、高校などの所属チームに登録したまま、受け入れ先のJクラブ選手としてJリーグなどの公式戦出場を可能とする制度。18年からは受け入れ先のJクラブへの加入が内定している選手であることが条件となった。

 今季からはJFA技術委員会が推薦した選手であれば正式加入が決まっていなくてもクラブ側が意思を示せば選手の受け入れが可能となった。当該選手の負担を考慮して同一都道府県内のクラブが優先され、名和田はJ2鹿児島、高岡はJ3宮崎が第1候補になる。その際、選手の移動費や滞在費はJFA側が負担するという。

 狙いは育成年代からプロの練習や試合など高いレベルを経験させることで、より大きな成長を促すもの。昨年のU―17W杯で16強進出に貢献した名和田と高岡には浦和や鹿島、海外複数クラブが獲得意思を示しているが、地元の鹿児島や宮崎でプロデビューを果たせば、地域の活性にもなる。

 ともに超高校級ストライカーで日本サッカーの将来を担う逸材。JFA全体で「原石」に磨きをかけていく。

 ◇名和田 我空(なわた・がく)2006年(平18)7月29日生まれ、宮崎県都城市出身の17歳。中学から神村学園中等部に進学。22年にU―16日本代表に初招集。23年6月のU―17アジア杯では大会MVPと得点王を獲得。英紙ガーディアンに「06年生まれの注目の若手選手」の一人に選出された。23年度の全国高校選手権では3戦連発も8強で敗退。1メートル71、63キロ。

 ◇高岡 伶颯(たかおか・れんと)2007年(平19)3月12日生まれ、宮崎県三股町出身の16歳。三股町立三股中―日章学園。驚異的なスピードが武器で、ポーランド、アルゼンチン、セネガルと同組になったU―17W杯1次リーグでは3戦連発の4得点という圧倒的な活躍を見せた。23年度の全国高校選手権は1回戦で敗退した。1メートル65、62キロ。

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