町田 初昇格チーム19年ぶり3戦無敗! 平河J1初Gで鹿島撃破「この試合がターニングポイントになる」

2024年03月10日 04:30

サッカー

町田 初昇格チーム19年ぶり3戦無敗! 平河J1初Gで鹿島撃破「この試合がターニングポイントになる」
<町田・鹿島>前半、ゴールを決め喜ぶ町田・平河(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第3節第1日   町田1-0鹿島 ( 2024年3月9日    Gスタ )】 明治安田J1リーグは8試合が行われ、J2から初昇格した町田が前節首位の鹿島を1―0で撃破した。パリ五輪世代MF平河悠(23)のJ1初得点を守り抜き、前節のJ1初勝利に続く無失点でホーム初勝利。「オリジナル10」勢に挑んだ開幕3試合を2勝1分けとし、2位タイに浮上した。
 強さはもう本物だ。町田が前節名古屋戦のJ1初勝利に続き、前節首位で獲得タイトル最多の鹿島を同じスコア1―0で撃破。初昇格チームとして05年大宮以来19年ぶりの開幕3戦負けなしに、黒田監督は「上に食らいついていくと思考を共有し、パワーを持ってやれた。ここまで無敗は大いに自信になる」と手応えをにじませた。

 得意のショートカウンターから、新背番号7を背負う平河が決めた。前半13分に敵陣でMFバスケスが元町田の日本代表MF佐野からボール奪取。最後はFW藤尾から“パリ世代ホットライン”がつながり、左足を振り抜いた。J1初得点の喜び以上に「この試合がターニングポイントになると話していた。その勝利に貢献できたのがうれしい」。スピードを生かしたドリブルが武器で、同32分には左サイドで股抜きからラストパス。後半は右サイドに移り、攻守で輝きを放った。

 戦力が大きく入れ替わった中で、22年まで町田を率いた敵将ポポヴィッチ監督を先発11人で唯一知るのが平河だった。山梨学院大3年夏に加入内定後、特別指定でJ2計17試合に出場。プロ1年目の昨季は主力でJ1昇格に貢献し、U―22日本代表に招集される飛躍につながった。その恩師に「近い将来A代表に入る能力がある」と称賛され「大学生で起用してくれて、感謝してもしきれない」と“恩返し”を喜んだ。

 故障で未出場の新加入の主将DF昌子が、古巣戦で初めてベンチ入り。昨季J2のMVPで長期リハビリ中のFWエリキも再来日した。さらに力を秘める町田の快進撃は、まだ止まりそうにない。

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