U23日本のケーン・佐藤恵允が「鼻」で決めた! エースが“嗅覚”発揮しウクライナに2-0快勝
2024年03月26日 04:30
サッカー
昨年3月24日のドイツ戦、同27日のベルギー戦でもCKから得点をマークしており、この日も鋭い“鼻”でゴールを奪った。チームを勢いづけると、終盤には追加点の起点にもなり2点に絡む活躍。「10番としての仕事は果たせた。ホッとしてる。(チームを)勝たせることができた」と笑顔を見せた。
昨年夏に明大サッカー部を退部し、Jリーグを経由せずドイツに渡る大きな決断を下した。現地でもまれ「強度もテクニックも確実に成長してる」と実感を込める。今回の活動ではチームが海外組招集に難航する中、チームをピッチ内外でけん引。「注目される番号。日の丸を背負う者として勝たないといけない」と、10番という数字が強い責任感を生んだ。
26日が明大の卒業式で「もしかしたら出られるかな」と笑う22歳。大学生活を総括する活躍を見せ、4年間を「一言で言うと変化の連続だった」と振り返った。アジアの厳しい戦いを勝ち抜いてパリへと続く道を歩んでいく。
◇佐藤 恵允(さとう・けいん)2001年(平13)7月11日生まれ、東京都世田谷区出身の22歳。コロンビア人の父と日本人の母を持ち、5歳からサッカーを始める。実践学園を経て明大に進学。2年生時からレギュラーに定着すると21年10月にU―22日本代表に初選出。23年8月にブレーメン(ドイツ)に加入した。1メートル78、75キロ。右利き。