札幌 GK児玉潤を完全移籍で獲得「チームの順位を上げていけるように頑張る」

2024年03月26日 14:23

サッカー

札幌 GK児玉潤を完全移籍で獲得「チームの順位を上げていけるように頑張る」
ランニングする児玉 Photo By スポニチ
 コンサドーレ札幌は26日、J3YSCC横浜からGK児玉潤(26)を完全移籍で獲得したと発表した。札幌・宮の沢での練習に初参加した児玉は「ここからが勝負。ここにきた意味をちゃんと理解してチームの力になれるよう日々120%の力でやりたい。自分自身成長してチームの順位を上げていけるように頑張るだけ」と抱負を語った。
 県リーガーが最高峰まで駆け上がった。東京Vユースから桐蔭横浜に進学し20年にJFLの東京武蔵野シティFCに加入。21年には広島県1部の福山シティFCでプレーした苦労人だが「這い上がってやるという気持ちでやっていた」と、昨年加入したJ3のYSCC横浜では37試合に出場し、今季も開幕戦から6試合連続で先発出場していた。

 1メートル75と上背はないが、全ての技術が正確で特に秀でるのが足下の技術だ。ペトロヴィッチ監督の超攻撃的スタイルではGKがビルドアップの起点。「札幌のサッカーが魅力的で1番行きたいチームだった」と明かし、22日に届いた正式オファーに対して翌23日に即断。24日にリーグ戦を戦いドタバタのまま25日に札幌入りした。

 札幌は開幕戦を正GKで迎える予定だった高木駿(34)が2月24日の福岡との開幕前日に左膝前十字じんたいを断裂。開幕2戦に先発出場したGK菅野孝憲(39)も現在は右手薬指を負傷しており、直近2戦は下部組織出身のGK阿波加俊太がゴールマウスを守っていた。

 チームは未だ未勝利と苦しい状況下で、次節30日に敵地・神戸戦で今季初勝利を目指している。高木と同じ左利きで、菅野に憧れる背番号17は「自分のビルドアップから得点に繋げられれば1番良いし、GKとして0に抑えるというのはベースにしてそこからプラスアルファで貢献していきたい」と力を込めた。(青木 一平)

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