サニョル監督率いるジョージア 歴史的快挙へ挑戦!欧州選手権ラスト3枠の出場権を手にするのは…

2024年03月26日 22:15

サッカー

サニョル監督率いるジョージア 歴史的快挙へ挑戦!欧州選手権ラスト3枠の出場権を手にするのは…
現役時代の面影は…ジョージア代表を率いるフランス人指揮官のサニョル監督(ロイター) Photo By スポニチ
 6月に開幕を控えるサッカーの欧州選手権ドイツ大会は、26日に出場残り3枠を巡る欧州選手権予選プレーオフ決勝の3試合を予定。ついに全24チームが出揃うことになる。
 プレーオフ決勝Aは、3大会連続3回目の出場を狙うウェールズが“本拠”カーディフで5大会連続5回目の出場を目指すポーランドと対戦へ。ウェールズは21日のプレーオフ準決勝でフィンランドに4ー1と快勝。主将のDFベン・デイビス(トットナム)は「僕らはホームで素晴らしいチームと何度か対戦し良い結果を残してきた。その経験を活かさなければならない」とホームアドバンテージを“追い風”にしたいと意気込んだ。

 一方のポーランドも同日のプレーオフ準決勝でエストニアに5ー1と大勝。前半27分に相手選手が退場するなど、数的有利となった状況を活かし得点を重ねた。主将でエースFWのレバンドフスキ(バルセロナ)は、エストニア戦フル出場も無得点に終わったが「ウェールズはホームということで(逆に)大きなプレッシャーが襲いかかるだろう」と不敵に話した。

 プレーオフ決勝Bは、4大会連続4回目の出場を狙うウクライナが中立地ポーランドでアイスランドと激突する。ウクライナはプレーオフ準決勝でボスニア・ヘルツェゴビナに2ー1と逆転勝ち。1点ビハインドの後半36分から途中出場したFWヤレムチュク(バレンシア)が、投入後わずか4分で同点ゴールを決めるなど1得点1アシストと大活躍。劇的勝利の立役者となった。

 一方、2大会ぶり2度目の出場を目指すアイスランドはプレーオフ準決勝でイスラエルに4ー1で快勝。FWグズムンドソン(ジェノア)がハットトリックを達成するなど大暴れ。ハレイデ監督は「予選序盤はゴール不足に悩まされていたが、今はグズムンドソンが戻ってきてくれた。(このハットトリックで)彼が一流の選手であることを証明した」と、プーオフ決勝へ向け自信をうかがわせた。

 そして、プレーオフ決勝Cではジョージアが建国史上初の快挙に挑む。ここまでW杯はもちろん、欧州選手権も全7大会連続予選敗退。悲願となる初の本選出場を懸け、“本拠”で難敵ギリシャとの対戦を控える。

 プレーオフ準決勝はFWジビジバーゼ(カールスルーエ)の2得点により、ルクセンブルクを2ー0で撃破。選手時代にバイエルン・ミュンヘンなどで活躍したサニョル監督は「我々はプレーの質を向上させないといけない。なぜならギリシャは高いレベルで(本拠)トビリシに来るから」と警戒心を示した。

 そのギリシャはプレーオフ準決勝でカザフスタンに5ー0と大勝。左サイドバックのDFツィミカス(リバプール)が1アシストを含め2得点に絡む活躍で勝利に貢献。歴史的初優勝を飾った04年欧州選手権ポルトガル大会から、ちょうど20年となるだけに出場権獲得に闘志を燃やす。

 なお、UEFA公式サイトによると、ジョージアは過去ギリシャとの国際Aマッチで9戦未勝利。2分け7敗という“相性の悪さ”を記録しているもようだ。

<欧州選手権グループリーグ>
▼A組 ドイツ、スコットランド、ハンガリー、スイス
▼B組 スペイン、クロアチア、イタリア、アルバニア
▼C組 スロベニア、デンマーク、セルビア、イングランド
▼D組 プレーオフA勝者、オランダ、オーストリア、フランス
▼E組 ベルギー、スロバキア、ルーマニア、プレーオフB勝者
▼F組 トルコ、プレーオフC勝者、ポルトガル、チェコ

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