U-23代表 パリ五輪切符へ“アツく”長風呂のススメ 田中聡ドーハ灼熱対策で毎日50分&40度

2024年04月06日 05:30

サッカー

U-23代表 パリ五輪切符へ“アツく”長風呂のススメ 田中聡ドーハ灼熱対策で毎日50分&40度
湘南のMF田中聡 Photo By スポニチ
 パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯カタール大会(15日開幕)に臨むU―23日本代表が暑熱対策として「長風呂」を導入していることが5日判明した。湘南のMF田中聡(21)は連日、40度の湯船に50分間も漬かっていることを明かした。暑熱対策もポイントとなる中東開催の最終予選に向け、万全の準備で決戦の地に乗り込む。
 パリ切符を懸けた戦いへ、体は既に“熱く”燃えていた。田中は自宅に戻れば40度に設定した湯船に約50分間、漬かることをノルマとしてきた。気温が上昇を始める春にU―23日本代表が中東に乗り込むのは約2年ぶり。心配される酷暑にも「家で50分間、お風呂に入って暑熱対策しているので問題ない」とバッチリだ。

 最終予選の舞台は灼熱(しゃくねつ)のドーハ。4月の最高気温は30度を軽く超し、1次リーグは日没前の試合が続く。先月末、U―23代表スタッフは暑熱対策に関する情報を積極的に発信した。古典的な対策にみえる「長風呂」もその一つ。「芯から温めることで急に暑い地域に行っても順応しやすい」と言う。中2日で試合が行われるタフな大会を戦い抜くため、田中自身も「原理は分からないがやっている」と必死だ。

 タイが舞台となった20年1月のU―23アジア選手権では連日30度超の猛暑の中、練習の合間に氷水のバケツに手のひらと前腕部を漬けて体を冷やす「手掌冷却」を実施した。熱中症対策として長袖着用での練習や練習前にペットボトル約1本分の水分補給を課したこともあった。今回は代表活動外でもできる対策が示された。

 パリ五輪世代はコロナ禍による影響で国際大会の経験を積めなかった時期もあり、国外での環境適応は一つのポイントに挙げられる。毎日40度の湯船に慣れた肉体なら30度超のピッチも涼しく感じるかもしれない。中東の暑さに負けず、パリ切符をつかみ取る。

 ≪大陸間POは5・9パリ≫国際サッカー連盟(FIFA)は5日、パリ五輪最後の切符を懸け、アジア最終予選4位とアフリカ4位のギニアが戦う大陸間プレーオフ(PO)を来月9日にパリで実施することを発表。アジア最終予選は15日にカタールで開幕し、3位決定戦は来月2日。大岩ジャパンは4位に終わった場合、国内組はJリーグ最大6試合の欠場が見込まれる。

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