新潟が神戸に苦杯 終盤猛攻も長倉“幻”同点弾 藤原&遠藤J1初ゴール実らず

2024年05月07日 04:00

サッカー

新潟が神戸に苦杯 終盤猛攻も長倉“幻”同点弾 藤原&遠藤J1初ゴール実らず
後半1点差に追い上げるゴールを決める遠藤 Photo By スポニチ
 【明治安田J1第12節   新潟2-3神戸 ( 2024年5月6日    ノエビアスタジアム神戸 )】 J1新潟は、アウェーで神戸に2―3で敗れ、3試合勝ちなしとなった。2点ビハインドの後半6分にDF藤原奏哉(28)のJ1初ゴールで1点を返したが、同10分にオウンゴールで3点目を献上。同31分にDF遠藤凌(25)の新潟での初得点で1点差にしたものの、そこまでだった。勝ち点13で順位を16位に下げた。次節は11日、ホームで浦和と対戦する。
 後半44分。FW鈴木の頭での折り返しを途中出場のFW長倉が押し込み、ネットを揺らした。2試合連続の劇的な同点弾か、と思われたが判定はオフサイド。ピッチの選手もベンチも天を仰いだ。

 新潟らしくパスでブロックを崩した後半6分。MF長谷川元のラストパスに「枚数を増やすという意味でも点を取りにいく意味でも(ゴール前に)入らないといけないと思った」と藤原が合わせて1点目。同31分にはDF遠藤がCKの折り返しを頭で詰めて2点目を奪い、後半に“らしさ“は見せた。

 ただ、前半に2失点してからエンジンがかかったのでは遅かった。特にこの日は試合の入りが悪く、ビルドアップではミスが起き、相手のハイプレスに苦しんだ。当然、前節から中2日のアウェー戦で疲労はある。それでも「難しい状況でどうやっていくかはこれまでなかったわけではない。それが全く表現できなかった」と、試合後に松橋監督は珍しく不満顔を見せた。

 やはり重要なのは先制点だ。この日はロングボールを放り込んでくる神戸に対し、最終ラインが下がったことで、警戒していたクロスから前半15分に先制点を与えた。今季は12試合中10試合で先制を許している。松橋監督は「先制点を取られるのに慣れてしまっている感じもある」と悪癖を嘆く。

 追加点を与えたのも大きく、オウンゴールを献上した遠藤は「自分のミスで苦しい状況になった。一つでも失点を減らしたい」と修正を誓う。藤原も「先に失点してしまう悪いところを本当にどこかで変えないと。次、見せたい」と強調。勝ち点3は堅守に懸かっている。(西巻 賢介)

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