アルバニアがクロアチアとのバルカン半島対決に引き分けて勝ち点1 終了間際に同点弾

2024年06月20日 00:10

サッカー

アルバニアがクロアチアとのバルカン半島対決に引き分けて勝ち点1 終了間際に同点弾
同点ゴールを挙げ喜ぶアルバニアMFジャスラ(中央) Photo By AP
 【欧州選手権1次リーグB組第2戦   アルバニア2―2クロアチア ( 2024年6月19日    ドイツ・ハンブルク )】 世界ランキング66位のアルバニアが同10位のクロアチアから勝ち点1を挙げた。互いに開幕戦に敗れ、あとがないチーム同士のバルカン半島対決。先手を取ったのは格下アルバニアだった。Rマドリード所属のMFモドリッチが軸となったクロアチアにボール保持率で圧倒されたが、体を張った守備から速攻を繰り出し、前半11分にMFアサニ(光州)の右クロスをMFラチ(スパルタ・プラハ)が頭でコースを変えて先制。リードを奪った。
 2大会ぶり2度目の出場となる今大会はバルセロナなどで活躍した元ブラジル代表DFのシウビーニョ監督が指揮。優勝3回のスペイン、前回王者イタリア、22年W杯カタール大会3位のクロアチアとの“死の組”に入っても「出場できて本当にうれしい。世界最高のチームと対戦して学ぶことができる」と話し、イタリアとの開幕戦では1―2と逆転負けを喫したものの、大会史上最速となる開始23秒弾で一時はリードを奪って健闘した。

 一方のクロアチアはスペインに0―3で完敗。この日もボールを支配しながら一瞬の隙を突かれて先制を許す苦しい展開となったが、後半29分に自陣最後方のGKから丁寧にボールをつなぎ、最後はクラマリッチ(ホッフェンハイム)が同点弾。さらに畳みかけて2分後にはMFスシッチ(ザルツブルク)のシュートがオウンゴールを誘発して試合をひっくり返した。

 しかし、アルバニアは後半アディショナルタイムに途中出場のMFジャスラ(ダルムシュタット)が同点弾。左クロスのこぼれ球を冷静に左足で蹴り込んだ。

 今大会の予選ではチェコ、ポーランドの難敵と競り合って堂々の1位突破。本大会でもその力を示し、24日に控えるスペインとの第3戦に1次リーグ突破への希望をつないだ。

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