広島が町田を粉砕し首位を堅持 FW加藤陸次樹「久しぶりにこんな楽しい気持ちで…」
2024年09月29日 06:00
サッカー
「ニアに走り込むチームの決まり事が、うまくゴールにつながった。最高でしたね」
C大阪時代からしびれる試合でこそ力を発揮してきた。22年、広島とのルヴァン杯決勝で先制ゴール。ここぞの場面での決定力には定評がある。開始前から声援、ブーイングが入り交じる異様な雰囲気も味方につけ、「久しぶりにこんな楽しい気持ちで試合ができた。タイトルを獲るため、いい準備をしたい」と力強く言った。
試合開始3分で元ポルトガル代表のパシエンシアが先制ゴールを挙げ、序盤で2点のリードを築く理想的な展開。スキッベ監督も「勝利に値する試合。非常に満足している。勇気を持って前に進む自分たちの強みを、最初から見せることができた」とご満悦だ。
7月14日の福岡戦以降、リーグ10試合で9勝1分けと破竹の勢い。ともに3位だった一昨年、昨年は届かなかった勝ち点60を超えた。中野が2アシスト、日本代表GK大迫も好セーブを連発するなど攻守で隙がない。15年以来9年ぶりのJ1優勝へ。その道筋がはっきりと見えてきた。 (北野 将市)