過去3戦3敗…鬼門のサウジアラビア敵地 長友佑都が掲げる勝利への3か条とは「自分がどうなっても…」
2024年10月09日 04:30
サッカー
(1)メンタル 午後9時開始とはいえ、蒸し暑さの残る完全アウェー。3年前は「相当暑かったのと、超満員になった熱気で空気が薄い感じがした」と振り返る。だが過酷な環境は想定内。「暑かったとしても暑いと思わない。アウェーの熱気を凄い圧だと感じたとしても、全然余裕だと」。逆境を楽しむほどの精神力が求められる。
(2)ボール保持率 戦術面では日本のボール保持率は前回45%、前々回46%で、サウジが上回った。少しずつ体力を削られた日本は、ともに後半の失点で0―1で敗れている。「ボールを保持できないと相手のペースにのまれてしまう。特にサウジアラビアはボールを持つのがうまい」。攻守で主導権は譲れない。
(3)奇襲警戒 敵将マンチーニ監督にはセリエAインテル・ミラノ時代に師事。当時は選手やシステムを柔軟に使い分け、シーズン途中まで優勝争いを演じた。「相手がドキッとするような戦術や対策をしてくる。その辺は凄く奇妙」という策士だ。日本戦は司令塔のMFカンノが出場停止。さらに主力にケガ人が相次ぐ。若手を次々に抜てきしたイタリア代表監督時代のように、大一番で情報の少ない選手を送り出す可能性もある。
日没後に行われた現地での初練習。長友は初招集の関根に「ついてこい!」と声をかけるなど、大一番へ雰囲気を醸成した。「過酷で厳しい戦いが待っている」。9月の開幕2試合で大勝した森保ジャパンの真価を証明するには、これ以上ない舞台となる。
《28歳Aデビュー弾狙う》 28歳で初招集された大橋は「チャンスは一試合に必ずある。その中で一発を決められるか決められないか。そこにはこだわりを持ってやりたい」とAデビュー弾に照準を合わせた。国際Aマッチ初出場初得点は過去38人が記録しているものの、最終予選で達成すれば史上初。「ずっと日本代表の試合は見ていたし、プレーしたいと思っていた。少しでもいろんな選手の刺激を受けて成長して、なおかつ結果を求めていきたい」と語った。
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