新潟・小野 決勝王手へ川崎Fに雪辱だ 9日ルヴァン杯準決勝第1戦 前回リーグ戦は屈辱の1―5
2024年10月09日 07:09
サッカー
9月のアウェーでの一戦は屈辱的だった。ミスを突かれて前半で2失点。盛り返す場面もあったもののゴールは決め切れず後半も失点を重ね、先発した小野はシュート0本と不完全燃焼に終わった。
シーズン終盤で感じるのは「勝負どころで勝てるチームは個の力がある」ということ。9月の対戦で、昨季王者の神戸にはチームとしていいプレーをしながらも最後に勝ち越された。リーグ前節の鹿島戦も「一人一人のボールに対する執着心や、ゴールを割らせない、絶対にゴールを決めるという強い気持ちが相手の方にたくさんあった。そういうチームがたくさんのタイトルを獲っていると思った」と痛感した。
敗戦を糧に「相手から学んで、しっかり取り入れていくことが大事」と言い、リーグ4連敗中はチーム全体で球際の強さ、攻守の切り替えの早さなどが不足気味だっただけに、鹿島戦をいい薬にする。戦術面でも間延びしがちだった陣形をコンパクトに保つために意思疎通を図った。特に前線からのプレスでは「行くところ、行かないところのメリハリをもう少しつけた方がいいと監督とも話した」と、背番号99がプレーで示していく。
プロキャリアでタイトルにはまだ恵まれていない。初の頂点へ、まずは目の前の試合に集中する。「タイトルに近づくゲームは数多くあるわけではない。個人としては楽しんでプレーしたい」。笑顔で試合を終え、アウェーに乗り込む。(西巻 賢介)
おすすめテーマ
サッカーの2024年10月09日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
体制刷新の鹿島 小泉社長が声明「中長期的な視点に立った強化戦略が求められていることも理解」
-
鹿島 中後雅喜コーチの監督就任を発表「クラブが今まで大切にしてきた基礎を改めて徹底」
-
新潟L・杉田 前線でチャンスつくる 9日クラシエ杯仙台戦「最初からガツガツと」
-
新潟・小野 決勝王手へ川崎Fに雪辱だ 9日ルヴァン杯準決勝第1戦 前回リーグ戦は屈辱の1―5
-
「どんどん上を脅かす存在になれたら」 森保ジャパン入りの藤田譲瑠チマが描くパリ世代の未来図
-
【蹴トピ】直近9戦10発 川崎F シン・山田覚醒 大卒2年目最速得点王へ
-
日本代表 伊東純也は長袖調整で暑熱対策バッチリ 「出たら得点に絡んでいく」
-
関根 代表定着へ野心をむき出し「遠慮せずに」知り合い不在もボール回しは欧州組に志願加入
-
過去3戦3敗…鬼門のサウジアラビア敵地 長友佑都が掲げる勝利への3か条とは「自分がどうなっても…」
-
イニエスタ引退表明「感動と誇りの涙」今後は指導者の道へ 神戸での思い出も語る「信じられないくらい…」