C大阪 来季新監督に大岩剛氏の就任が濃厚 選手の持ち味を最大限に引き出す手腕に期待

2024年10月22日 03:00

サッカー

C大阪 来季新監督に大岩剛氏の就任が濃厚 選手の持ち味を最大限に引き出す手腕に期待
大岩剛氏
 C大阪の来季新監督に大岩剛氏(52)の就任が濃厚であることが21日、分かった。複数のサッカー関係者が明言。コーチングスタッフの人選など、交渉は細部を詰める段階に達しているという。今夏のパリ五輪を指揮した大岩氏には、日本協会から28年ロサンゼルス五輪を目指す代表チームの監督オファーも届いていた。一時は競合していたため、C大阪のクラブ内では諦めムードも漂っていたが、リーグ初優勝を欲する熱意が実った格好だ。
 パリ五輪ではMF久保建英(Rソシエダード)やGK鈴木彩艶(パルマ)らを招集できない制限がありながらベスト8に進出。「誰が出ても勝てるサッカー」を目指して規律と高いプレー水準を求め、選手の持ち味を最大限に引き出すサッカーを体現した。クラブでは鹿島を17年途中から約2年半率いて、18年にアジア・チャンピオンズリーグを制覇。J1リーグでも2、3、3位と安定した成績を残している。

 タイトル獲得がかなわなかったC大阪は、今季限りでの小菊昭雄監督の退任が決定。その中で「サッカー界に携わっていきたい。あまりない経験をさせてもらったし、次に生かさなければいけない。クラブか、代表か?僕自身も分からないけど、準備はしていきたい」と指導者として一回り大きくなった大岩氏にかかる期待は大きい。意欲に燃える新指揮官の下、悲願の初優勝へと向かう。

 ◇大岩 剛(おおいわ・ごう)1972年(昭47)6月23日生まれ、静岡県清水市(現静岡市清水区)出身の52歳。清水商(現清水桜が丘)から筑波大を経て95年に名古屋入り。磐田を経て03年に鹿島へ移籍し、Jリーグ初の3連覇を経験。11年元日の天皇杯優勝を最後に現役を引退し、同年から鹿島のトップチームコーチに就任。17年5月に監督昇格。18年はACL優勝へ導いた。21年4月にU―18、同年12月にU―21代表監督に就任。U―23代表を率いた今夏のパリ五輪は準々決勝で敗退。

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