熊谷紗希 約8年ぶり現場復帰の“則さん”指揮に「今のなでしこに…興味深いところはある」

2024年10月22日 20:01

サッカー

熊谷紗希 約8年ぶり現場復帰の“則さん”指揮に「今のなでしこに…興味深いところはある」
笑顔で練習する熊谷(左)=撮影・西海健太郎 Photo By スポニチ
 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は22日、韓国代表との国際親善試合(26日、国立競技場)に向けて千葉市内で合宿2日目の練習を行った。パリ五輪で主将を務めたDF熊谷紗希(34=ローマ)はこの日から合流し、リラックスした表情で汗を流した。
 韓国戦で指揮を執るのは、16年3月までなでしこジャパンを率いた佐々木則夫監督代行。女子委員長として選手たちとの関わりは深いものの、今回の招集メンバーで直接指導を受けていたのは熊谷をはじめ数人しかいない。11年W杯で世界一に輝くなど、長く共闘してきたベテランは「今のなでしこに則さんがどんな形でやっていくのか。興味深いところはある」と歓迎した。

 パリ五輪後最初の活動となる今回は、FW松窪真心(カレッジ)ら初選出が3人。さらに10代のDF古賀塔子(フェイエノールト)、MF谷川萌々子(ローゼンゴード)ら次代を担う若手がそろう。佐々木監督代行から「若手にイズムを伝えてほしい」と期待をかけられていた熊谷は「新しく来た選手たちとも積極的にコミュニケーションを取りながら、一緒に日本の女子サッカーのためにやれることをやっていきたい」と話した。

 次の世界大会は3年後の27年W杯ブラジル大会。自身5大会連続となる大舞台を目指す意欲について問われると、「うーん」と7秒ほど考え込み、「“はい”って言ったら書くでしょ?」と苦笑い。「サッカーをやっている限りは目指す場所。ただ、今3年後が見えているかと言われると正直自分自身も分からない。目指すのは世界で日本代表が勝つこと。その舞台が次のW杯。そういった事実はあると思う」と慎重に言葉を選びながら、代表への思いを口にした。

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