神戸が天皇杯決勝へ “天皇杯男”MF佐々木が全2得点にからみ「目の前にフォーカス」
2024年10月28日 06:00
サッカー
同点に追いつかれた後半10分だった。自ら得たPK。シュートはコースが甘くてGKに防がれたが、こぼれ球を右足で合わせてネットを揺らした。「外すのも想定内。はね返ってきた時に落ち着けたのは自分の中での成長かな」。天皇杯は4連発で、大会得点ランクトップタイ。天皇杯3回戦J2徳島戦でPKを外して以降、吉田監督からは「自分が取った時だけPKを蹴っていい」という指令が下っているが、失敗からの学びを生かした。
クラブ初タイトルだった19年度大会決勝はスタンドから観戦した。「若い頃に“いいな”と思っていたピッチに立てるのはうれしい」と喜んだが「でも満足はしていない」と気持ちを切り替えた。11・23の国立決戦。5戦連発を成し遂げ、天皇杯を秋空に掲げる。 (飯間 健)