ゲンキのたからばこ第5回 「3色栄養」に「ときめき給食」ってなんだろう
2023年08月30日 11:48
社会
YouTube 第5回 「3色栄養」に「ときめき給食」ってなんだろう】
皆さんこんにちは。穴師小学校の保健の先生の橋田です。
今回は泉大津市の中学校で栄養教諭をしている倭(やまと)倫子先生に協力してもらい、食べ物について勉強します。
――その前に栄養教諭とはどんな仕事を想像しますか?
給食の先生と言えば分かりやすいですかね。栄養教諭とは2005年から始まった、まだまだ新しい分野の仕事です。泉大津市では給食の献立を考えたり、給食が安全に食べられるように管理したりしています。それだけではなく、「食育(しょくいく)」指導もしてくれる先生です。食べることについて、いろいろなことを教えてくれます。
穴師小学校では、食べ物についての授業を、栄養教諭の先生の力を借りて行っています。今回は倭先生のアイデアや知識を借りて一緒に考えた内容です。
――人間の体は何からできていると思いますか?
答えは、水分、タンパク質、脂肪、ミネラルなどからできています。これらは体の中で勝手に作られるわけではありません。食事から体の中に取り込まれます。「人間の体は食べたものからできている」です。何を食べるか、どのように食べるかがとても大切です。
好きな食べ物、苦手な食べ物、いろいろあると思いますが、食べ物は3つのグループに仲間分けすることができます。
甘い、苦い、辛いの味でわける方法、丸や四角のように形で分ける方法、いろいろな分け方があります。
今回は体の中に入ってからの働きで説明します。その働きは「赤」「黄」「緑」の3色に分けることができます。
穴師小学校オリジナルキャラクター、食べ物ヒーロー・アナシンジャー(写真)をつかって説明したいと思います。
赤色のミートレッドグループ、黄色のライスイエローグループ、緑色のベジタブルグリーングループに分けられます。
(1)ミートレッドグループは、体をつくる働きをします。
肉、肉から作られるハムやウインナー。魚、卵、牛乳や、牛乳から作られる乳製品、納豆などの大豆製品、ワカメやひじきなどの海藻類もこの仲間です。
赤ちゃんの時から比べて、皆さんの体はどんどん大きくなっていますよね。 それは、ミートレッドグループの食べ物の働きで体を作ってくれているからです。
(2)ライスイエローグループの食べ物は、体を動かす働きをします。
ごはんやパン、うどんやスパゲティなどの麺類、じゃがいもやさつまいもなどの芋類、油やバターがライスイエローグループです。
歩いたり、運動したり体を動かすことができるのは、このライスイエローグループの食べ物のおかげです! 車でいうとガソリンのようなはたらきですね。勉強したり考えたりするエネルギーの元もこのライスイエローグループの食べ物です。
(3)ベジタブルグリーングループの食べ物は、体をまもる働きをします
このグループは野菜やきのこ、果物です。わかめやひじきも、このベジタブルグリーングループの仲間です。風邪などの病気を防いでくれるのは、このベジタブルグリーングループの食べ物のおかげです。
この三つを「3色栄養」と言います。
――では、泉大津市内の中学校で出された給食に、この三つの働きがある食べ物が入っているのか確認しましょう
泉大津市だけの特別な給食、「ときめき給食」で調べてみました。
(1)発芽玄米のごはん
(2)とうがんのみそ汁(とうがん、あおねぎ、あぶらあげ、かまぼこ、にんじん、とうふ、みそ)
(3)はもの天ぷら(はも)
(4)夏野菜のグリル(ベーコン、ズッキーニ、かぼちゃ、パプリカ)、ヨーグルト
給食は全部の色がそろっていました!
給食は栄養のバランスを考えてつくられています。
好きな食べ物、苦手な食べ物があると思いますが、自分の体は自分が食べたものからしか作られません!
自分のために、食べることを大事にしてください!
ご飯を食べるときにはミートレッド、ライスイエロー、ベジタブルグリーンのことを思い出して、3色そろったものを食べましょう。
大阪府泉大津市教育委員会とスポーツニッポン新聞社の共同企画連載「ゲンキのたからばこ」がスタートしました。泉大津市内の小学校では「保健」「食育」の授業の中で、生活習慣や食生活、性教育なども指導しています。それらの内容をYouTube動画などを活用して、分かりやすく説明していきます。第5回は「3色栄養、ときめき給食ってなんだろう」です。食べ物について一緒に考えましょう。 【今回は泉大津市の中学校で栄養教諭をしている倭(やまと)倫子先生に協力してもらい、食べ物について勉強します。
――その前に栄養教諭とはどんな仕事を想像しますか?
給食の先生と言えば分かりやすいですかね。栄養教諭とは2005年から始まった、まだまだ新しい分野の仕事です。泉大津市では給食の献立を考えたり、給食が安全に食べられるように管理したりしています。それだけではなく、「食育(しょくいく)」指導もしてくれる先生です。食べることについて、いろいろなことを教えてくれます。
穴師小学校では、食べ物についての授業を、栄養教諭の先生の力を借りて行っています。今回は倭先生のアイデアや知識を借りて一緒に考えた内容です。
――人間の体は何からできていると思いますか?
答えは、水分、タンパク質、脂肪、ミネラルなどからできています。これらは体の中で勝手に作られるわけではありません。食事から体の中に取り込まれます。「人間の体は食べたものからできている」です。何を食べるか、どのように食べるかがとても大切です。
好きな食べ物、苦手な食べ物、いろいろあると思いますが、食べ物は3つのグループに仲間分けすることができます。
甘い、苦い、辛いの味でわける方法、丸や四角のように形で分ける方法、いろいろな分け方があります。
今回は体の中に入ってからの働きで説明します。その働きは「赤」「黄」「緑」の3色に分けることができます。
穴師小学校オリジナルキャラクター、食べ物ヒーロー・アナシンジャー(写真)をつかって説明したいと思います。
赤色のミートレッドグループ、黄色のライスイエローグループ、緑色のベジタブルグリーングループに分けられます。
(1)ミートレッドグループは、体をつくる働きをします。
肉、肉から作られるハムやウインナー。魚、卵、牛乳や、牛乳から作られる乳製品、納豆などの大豆製品、ワカメやひじきなどの海藻類もこの仲間です。
赤ちゃんの時から比べて、皆さんの体はどんどん大きくなっていますよね。 それは、ミートレッドグループの食べ物の働きで体を作ってくれているからです。
(2)ライスイエローグループの食べ物は、体を動かす働きをします。
ごはんやパン、うどんやスパゲティなどの麺類、じゃがいもやさつまいもなどの芋類、油やバターがライスイエローグループです。
歩いたり、運動したり体を動かすことができるのは、このライスイエローグループの食べ物のおかげです! 車でいうとガソリンのようなはたらきですね。勉強したり考えたりするエネルギーの元もこのライスイエローグループの食べ物です。
(3)ベジタブルグリーングループの食べ物は、体をまもる働きをします
このグループは野菜やきのこ、果物です。わかめやひじきも、このベジタブルグリーングループの仲間です。風邪などの病気を防いでくれるのは、このベジタブルグリーングループの食べ物のおかげです。
この三つを「3色栄養」と言います。
――では、泉大津市内の中学校で出された給食に、この三つの働きがある食べ物が入っているのか確認しましょう
泉大津市だけの特別な給食、「ときめき給食」で調べてみました。
(1)発芽玄米のごはん
(2)とうがんのみそ汁(とうがん、あおねぎ、あぶらあげ、かまぼこ、にんじん、とうふ、みそ)
(3)はもの天ぷら(はも)
(4)夏野菜のグリル(ベーコン、ズッキーニ、かぼちゃ、パプリカ)、ヨーグルト
給食は全部の色がそろっていました!
給食は栄養のバランスを考えてつくられています。
好きな食べ物、苦手な食べ物があると思いますが、自分の体は自分が食べたものからしか作られません!
自分のために、食べることを大事にしてください!
ご飯を食べるときにはミートレッド、ライスイエロー、ベジタブルグリーンのことを思い出して、3色そろったものを食べましょう。