岸田首相 3泊6日強行軍外遊から帰国後、すぐさま裏金事件の対応協議

2024年05月07日 05:30

社会

岸田首相 3泊6日強行軍外遊から帰国後、すぐさま裏金事件の対応協議
 3カ国歴訪を終え帰国した岸田首相(中央)=6日午後、羽田空港 Photo By 共同
 岸田文雄首相が6日、フランス、南米ブラジル、パラグアイの3カ国歴訪を終えて政府専用機で羽田空港に帰国した。3泊6日で地球を一周した強行軍の日程。しかし、公邸へ直行すると、すぐさま、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正などを巡り、党政治刷新本部の実務を担う鈴木馨祐、大野敬太郎両衆院議員との協議に入った。
 同法改正は後半国会最大の焦点で、改革に後ろ向きと指摘される自民党に対し、衆院3補欠選挙で全勝し勢いに乗る立憲民主党など野党は圧力を強める構え。求心力がさらに低下した首相にとっては、9月に党総裁選を控え、まさに正念場だ。

 しかし、茂木敏充幹事長との関係が悪化するなどし、党内の動きは鈍い。首相自ら乗り出さざるを得ない状況で、この日の協議で、公明党と与党案について早期合意ができるよう作業加速を指示した。

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