蓮舫氏、18日に公約発表 小池知事にぶつけた 14日の同日会見に続き同日アピール合戦

2024年06月17日 04:40

社会

蓮舫氏、18日に公約発表 小池知事にぶつけた 14日の同日会見に続き同日アピール合戦
立憲民主党の枝野幸男前代表(左)と街頭演説する蓮舫参院議員 Photo By 共同
 東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明した蓮舫参院議員=立憲民主党に離党届提出=が16日、公約となる「蓮舫ビジョン」をあす18日に発表すると明らかにした。3選を目指す小池百合子知事も同日公表。14日の同じ時間に別々の場所で会見し、ジャブの応酬を繰り広げた2人。今度は同日の公約発表でアピール合戦を展開する。
 蓮舫氏は町田市での街頭演説で「長く続く権力は見えていたものが見えなくなる」などと小池都政を批判。「当たり前のリーダー」を目指すとして、18日の発表に触れた。18日とした理由に関しては、会場の物理的な問題と記者団に説明。「くしくも小池氏と同じ日」と突っ込まれても、苦笑いを浮かべ、うなずくだけだった。

 5月27日の電撃参戦表明で注目を集めた一方、具体的な公約への言及がなく批判も集めた。これまでに「私が早く出した公約と同じものを持ってこられたらつらい」と話しており、小池氏のパクリを警戒して同日発表とした側面がありそうだ。小池氏の立候補表明に合わせるように離党届を提出した12日にはSNSで、自身が会見で話した「東京はもっと良くなる」との文言について「1時間半後の都議会で知事は同じ表現を繰り返しました」と嫌みをぶつけていた。

 一方、派閥の裏金事件で自民党への批判が高まる中「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする」と劇場型選挙を演出。同日発表で有権者の関心を喚起、投票率を上げて自民批判票を多く取り込みたいとの狙いもありそうだ。

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