スペインの教会でまた修復失敗…変わり果てた天使像に修復技師協会会長「歴史遺産に対するテロ行為」
2024年08月04日 18:59
社会
スペイン修復技師協会のフランシスコ・マヌエル・エスペッホ会長も「これは修復ではなく歴史遺産に対するテロ行為だ」と語っている。
スペインでは、10年以降修復によって、元の姿から“改変”される事象が度々起こっており、12年にサラゴサのボルハの教会でキリストのフレスコ画が、素人が修復した結果「サルのキリスト」と呼ばれるようになってしまったほど大失敗したことがあった。また、彫刻でも20年にパレンシアの銀行で1923年製作の彫像の顔が、映画「トイ・ストーリー」のキャラとしても知られる「ミスター・ポテトヘッド」に似るという事態となってしまったこともあった。