泉房穂氏 斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題で「県政運営は修復不可能…不信任決議が現実的な選択肢」

2024年08月21日 15:35

社会

泉房穂氏 斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題で「県政運営は修復不可能…不信任決議が現実的な選択肢」
泉房穂氏 Photo By スポニチ
 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が21日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事を巡る疑惑告発文書問題について言及した。
 斎藤氏の疑惑告発文書問題を巡り県議会の調査特別委員会(百条委員会)が実施した県職員アンケートで、斎藤氏のパワハラに関する新証言が多く寄せられたことが判明。エレベーターに乗り損ねただけで激高したとの内容などさまざまな記述があった一方、指導の範囲内だと擁護する声もあった。伝聞情報も含まれ、今後の百条委で確認を進める。

 関係者によると、ある職員はアンケートの自由記述で、エレベーターに乗り込もうとして扉が閉まり「おまえはボタンも押せないのか」と激高した話を聞いたと回答。別の職員は「待たせると機嫌を損ねるため知事が来るまでエレベーターを開けておく係が配置された」と証言した。乗っていた公用車の到着遅れにいら立ち、後ろから助手席を蹴飛ばしたとの伝聞情報や、陰で「瞬間湯沸かし器」「暴君」と呼ばれていたとの記載もあった。一方、パワハラには当たらないとの見方を示す回答もあり、「会議で緊張していた出席者に配慮の声かけがあった」とする職員もいたという。

 これらについて斎藤氏は20日の定例記者会見で「詳細を把握していないのでコメントは差し控える」と述べ、30日の証人尋問で答えるとした。

 アンケートは全職員約9700人が対象で14日の締め切りまでに約7割が回答。5日までに集まった約4500人分を中間結果として取りまとめた。23日の百条委後に公表される見通し。

 泉氏は「『県政運営は修復不可能で、今後の展望は開けない』状況だが、『“リコール”や県議会の“不信任決議”という手立てがある』というのが、片山善博教授(元鳥取県知事)の見解。同感だ。“リコール”は手続のハードルが高すぎるので、“不信任決議”が現実的な選択肢となっている・・・」と自身の考えをつづった。

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