迷走台風で迷総裁選!?台風同様、道筋見えず 有力候補だんご出馬も 来週が出馬ラッシュウィークに?
2024年08月28日 04:40
社会
台風10号は27日、非常に強い勢力に発達し、奄美の一部を暴風域に巻き込みながら西寄りに進んだ。あす29日以降には北寄りに進路を変えて西日本へ接近し、上陸する可能性も。西日本から東日本の太平洋側では24時間に300ミリ以上の大雨となり、西日本を中心に猛烈な風が吹く見込み。速度が遅く、進路も読めない台風10号。その迷走ぶりは、9月の自民党総裁選（12日告示―27日投開票）にも影響しそうだ。
この日出馬表明を予定していた林芳正官房長官は、台風の危機管理対応を優先し来週に変更。今週中に表明予定の高市早苗経済安保担当相も、同様の理由で日程調整がありそう。思わぬ展開の中、小泉進次郎元環境相の陣営も対応に追われている。
出馬会見を開く方向だった30日から、日程をずらすことを検討。「8月30日」は自身にとって、2009年衆院選で初当選した日。自民党が下野した選挙で、裏金事件の影響を受け09年以上の逆風が吹き荒れる中“記念日”に表明することで危機感をあおり、党の刷新を印象づける狙いもあったとみられる。
戦略上、それだけ重要な表明時期。しかし進みの遅いノロノロ台風により、週末も日本列島に影響がありそう。そのため小泉氏は、週明けに調整するとみられる。
ここで気になるのが、他候補の表明のタイミング。元々、茂木敏充幹事長が表明する方向だった9月第1週に林氏、高市氏、小泉氏、さらに上川陽子外相らが入ってきそう。来週が出馬ラッシュウイークになることは必至だ。
9月6、7日には岸田文雄首相が韓国訪問を調整しており、現役閣僚はその間の出馬表明は避けるとみられる。活動を本格化させるために早めの表明をしたいところだが、露出が他候補と重なることは回避したい。互いの出方を探り合いながら、各陣営は表明時期を苦慮。台風の進路同様、総裁選レースの道筋も読みづらくなっている。
出馬会見を開く方向だった30日から、日程をずらすことを検討。「8月30日」は自身にとって、2009年衆院選で初当選した日。自民党が下野した選挙で、裏金事件の影響を受け09年以上の逆風が吹き荒れる中“記念日”に表明することで危機感をあおり、党の刷新を印象づける狙いもあったとみられる。
戦略上、それだけ重要な表明時期。しかし進みの遅いノロノロ台風により、週末も日本列島に影響がありそう。そのため小泉氏は、週明けに調整するとみられる。
ここで気になるのが、他候補の表明のタイミング。元々、茂木敏充幹事長が表明する方向だった9月第1週に林氏、高市氏、小泉氏、さらに上川陽子外相らが入ってきそう。来週が出馬ラッシュウイークになることは必至だ。
9月6、7日には岸田文雄首相が韓国訪問を調整しており、現役閣僚はその間の出馬表明は避けるとみられる。活動を本格化させるために早めの表明をしたいところだが、露出が他候補と重なることは回避したい。互いの出方を探り合いながら、各陣営は表明時期を苦慮。台風の進路同様、総裁選レースの道筋も読みづらくなっている。
