台風10号 太平洋側中心に大雨 岐阜、三重で河川が氾濫

2024年09月01日 04:00

社会

台風10号 太平洋側中心に大雨 岐阜、三重で河川が氾濫
大雨による杭瀬川の氾濫で冠水した岐阜県大垣市内 Photo By 共同
 台風10号は31日、紀伊半島沖を東寄りに進んだ。暖かく湿った空気の流れ込みも影響し、東海などで記録的大雨となり、三重県で線状降水帯が発生。岐阜県池田町の杭瀬川や三重県多気町の佐奈川が氾濫した。
 気象庁は1日にかけて、関東甲信や東海で、線状降水帯が発生する恐れがあると予測。台風はあす2日にかけて熱帯低気圧に変わる見通しだが、大雨による土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重警戒が必要だ。東海道新幹線など交通機関の乱れも続く。

 これまでの総務省消防庁や自治体のまとめによると、計6人の死亡が確認された。鹿児島市で1人が行方不明で、見つかった遺体との関連を調べている。

 宮崎市では、8月28日に相次いだ竜巻と推定される突風で、半壊17棟、一部損壊846棟の計863棟の被害が判明した。

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