ついに激突!愛ちゃん倒した佳純ちゃん!

2009年01月18日 06:00

卓球

ついに激突!愛ちゃん倒した佳純ちゃん!
優勝を決め抱き合う石川佳純(右)と平野(左後方は福原)
 卓球の全日本選手権第5日は17日、東京体育館で行われ、女子ダブルス決勝で実現した福原愛(20=ANA)と石川佳純(15=ミキハウスJSC)の公式戦初対決は、佳純に軍配が上がった。平野早矢香(23=ミキハウス)と組んだ石川は、照井萌美(20=早大)と組んだ福原に3―0で完勝。3連覇したジュニアのシングルスに続き、一般(シニア)の初タイトルを獲得した。日本女子卓球界の至宝2人は18日、今度はシングルス準々決勝で激突する。
 日本女子卓球界の至宝2人が、ようやくコート上で運命の出会いを果たした。公式戦初対決となったダブルス決勝。連覇を狙った福原・照井組をストレートで破り、シニア初タイトルを獲得した石川は、平野と最高の笑顔で抱擁をかわした。
 「最後の1本まで、挑戦者の気持ちでいこうと思った」と振り返った頂上決戦。07年5月8日の日本代表合宿の公開練習でシングルスで対戦し、1―3で敗れたことはあるが、公式戦は初めてだった。コートに入った瞬間「練習とは全然、違った」と独特のオーラに圧倒されたが、試合では冷静だった。第3ゲームの3―7の場面では、強烈なバックとフォアで連続得点。北京五輪代表の平野も「競った場面でも思い切ってプレーしてくれる」と絶賛した。
 小学1年生で卓球を始めて以来、ずっと福原の背中を追いかけてきた。当時、石川が知っていた卓球選手はテレビに映る福原だけ。だが、その福原とは、意外にもこれまでは、どちらかが先に敗れて対戦が実現しなかった。「試合ができてうれしかった」。年少記録などで比較され続けてきた「愛ちゃん2世」が、ダブルスとはいえ、直接対決で本家を超えた。
 18日のシングルス準々決勝で、いよいよ福原との一騎打ちが実現する。この日のシングルス6回戦では、男子テニスの錦織圭の「エア・ケイ」を想起させるジャンピング・フォアの「エア・K」を見せつけた。今大会では福原も「エア・アイ」を披露。「テニスに興味はないですよ」と関連を否定したが、エア対決も見どころになる注目の対決を前に、石川は臆することなく言った。
 「やるからには、勝つことを目標に頑張る」。15歳10カ月で全日本を優勝すれば、史上最年少記録を更新する。福原を破って頂点にたどり着いた時、「愛ちゃん2世」ではなく「石川佳純」の伝説がスタートする。

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