「武士道」リコー81―0でトップ復帰

2009年01月18日 06:00

ラグビー

 ラグビーのトップチャレンジ第2節が17日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、リコー(イースト1位)がマツダ(九州1位)に81―0で圧勝し、1年でのトップリーグ復帰を決めた。マツダが2敗したため、1勝のホンダ(ウエスト1位)の初昇格も決定。マツダはトップリーグ12位との入れ替え戦に回る。
 全員で最後まで攻め続けたリコーが、1年でトップリーグに返り咲いた。前半11分のSO河野から後半40分のFBラーカムまで13トライの猛攻。フランカー伊藤主将は「やっとトップリーグに戻れた」と静かに喜んだ。
 72、73年に日本選手権を2連覇した古豪が、猛練習で復活した。昨季は午後だけだった練習を、今季から2部練習へ変更。昨年7月上旬の3日間の強化合宿では、4部練習を敢行した。今季加入の元オーストラリア代表SOラーカムが「今までで一番厳しい練習」と振り返るほどだった。
 個人に頼らない全員ラグビーを注入したオーストラリア人のトッド監督は、新渡戸稲造の「武士道」を配り、剣術講座を受講させるなど精神面も鍛えてきた。08年1月26日、自動降格が決定的となった同じ場所で復帰を決め「選手を誇りに思う」と喜んだ。

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