遼くん 観客のためにも300ヤードぶっ飛ばす!

2010年09月02日 06:00

ゴルフ

遼くん 観客のためにも300ヤードぶっ飛ばす!
<フジサンケイクラシック・プロアマ>11番ホール、ティーショットを放つ石川遼
 石川遼(18=パナソニック)が1オン狙いでギャラリーを沸かせる。連覇の懸かるフジサンケイ・クラシック(山梨・富士桜CC)は2日に開幕する。425ヤードの14番パー4は今年から前方にティーグラウンドを新設。新しいティーグラウンドを使った場合は348ヤードの短いパー4に変わり、ドライバーでの1オンも狙えるチャンスホールになる。
 真っすぐで単純なパー4が、ティーグラウンドを変えた途端に戦略性の高いホールに早変わりする。14番は通常より77ヤード前方の新設ティーを使えば348ヤード。やや打ち下ろしとあって、飛ばし屋なら1オンは可能だ。1日はプロアマ戦に出場した石川は「凄く盛り上がるホールになると思うし、僕がギャラリーなら1日中見ててもいいぐらい」と歓迎した。
 ティーグラウンドの位置は当日のコンディションなどを踏まえて日替わりで設定される。戸張捷大会ゼネラルプロデューサーは「海外の試合ではこういうホールが増えてるし、刻むか狙うか、選手もさらに戦略的なプレーが求められる」と意図を説明。4日間のうち最終日を含む2回は前方のティーを使う予定で、選手は的確な判断と決断力が試されることになる。
 08年の全米オープンでは435ヤードの14番パー4が277ヤードに短縮されたことがあったが、石川も今年6月の全米オープンで同様のホールを経験済みだ。会場となったペブルビーチの14番は、3日目に普段より47ヤード短い284ヤードに設定され、石川は1オンしてバーディーを奪った。パー4での1オンは、国内ツアーでも2度成功しているだけに、石川は「300ヤード以上のショットをグリーンに乗せるのをギャラリーも見たいと思う。無謀に打っていくことはないけど、いい風が吹けばドライバーで打つ」と明言。積極果敢な攻めでギャラリーを沸かせる。

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