田中理恵が引退 腰痛治らず決断、今後は指導者?キャスター?
2013年12月17日 05:30
体操
若年層から活躍する体操界において、田中は異例の遅咲き選手だった。高校時代に伸び悩み、日体大4年の全日本選手権で2位に入り、脚光を浴びた。兄・和仁とともに代表に入った10年世界選手権では個人総合17位に終わったが、最も美しい演技で観客を魅了した選手に贈られる「エレガンス賞」を受賞。11年世界選手権、12年ロンドン五輪は弟・佑典も加えた「田中3きょうだい」で大舞台に立った。
ロンドン五輪後の12年11月21日に現役続行を発表。15年に地元・和歌山で行われる国体への出場に意欲を見せていたが、12年12月の豊田国際が最後の試合となった。今年は体操選手以外の活動を積極的に行い、20年東京五輪の招致活動でも活躍。6月のプレゼンテーション(スイス・ローザンヌ)では東京の魅力を英語でアピールし、開催地が決定した9月のIOC総会(アルゼンチン・ブエノスアイレス)にも同行した。
今後については19日の会見で説明する。日体大に残って後進の指導を行うか、9~10月の体操世界選手権でキャスターを務めており、スポーツキャスターに転身する可能性もある。愛くるしいルックスと明るいキャラクターの田中にはきっと、エレガントな第二の人生が待っている。
◆田中 理恵(たなか・りえ)1987年(昭62)6月11日、和歌山県出身の26歳。6歳で体操を始め、和歌山北高から日体大に進学。兄・和仁、弟・佑典とともに11年の世界選手権に出場すると、12年ロンドン五輪も田中3きょうだいで出場した。1メートル57、45キロ。
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