日本バスケ協会“解体”へ 強制介入、FIBA主導で改革
2014年11月28日 06:35
バスケット
FIBAからの文書には、処分の通知だけでなく「タスクフォース」(特別チーム)設置という通告も含まれていた。その役割は「困難な時期を乗り越えるようJBAを導くこと」などとあり、JBA首脳陣に代わって改革の道筋をつけることになる。
ただし、人選や人数は不明。早ければFIBAのスタッフが年内にも来日し、人選と権限を決定するという。丸尾会長代行は「メンバー構成も具体的に何をやるかも分からない。いろいろと質問をして回答を待っている」と話すにとどめたが、JBA改革のための強力な実行力を伴う特別編成の組織になるとみられる。文部科学相幹部は「改革で主導権を握るのはFIBA。戦後のGHQ(連合国軍総司令部)の統治下の日本のように、協会は言われるままにやっていくしかないだろう」と予想。丸尾会長代行は「第三者の貴重な意見を受け入れ、ぜひ事態を進展させたい」と助力には期待したが、身を切る覚悟が必要になる。
タスクフォースの仮称には「2024」の数字が含まれている。これから10年。日本バスケの改革にはそれだけの時間がかかるとFIBAは考えているのかもしれない。処分が長引けば、五輪のアジア予選を兼ねる来年9月のアジア選手権出場も危ぶまれる。10月に辞任した深津泰彦前会長の後任選びも、タスクフォースが新たな選任方法を決めてからやり直しとなる。先行きはまるで見えない。強烈な外圧にさらされたJBA、そして日本のバスケットボール界にもはや逃げ場はない。
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