奥原3戦全勝4強 世界選手権2連覇のマリン破る
2015年12月12日 05:30
バドミントン
11日に1次リーグの最終戦が行われ、女子シングルスで奥原希望(日本ユニシス)が世界選手権2連覇中のカロリナ・マリン(スペイン)を21―9、21―15で破り、3戦全勝で準決勝へ進んだ。女子ダブルス世界ランキング1位の高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)も、同2位の駱贏、駱羽組(中国)を19―21、21―18、21―10で下し、3戦全勝とした。男子シングルスで4強入りを決めた桃田賢斗(NTT東日本)はデンマーク選手に逆転勝ちし、3連勝。同ダブルスの早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)は3戦全敗で敗退した。
20歳の勢いが止まらない。初出場で世界ランク9位の奥原が、世界選手権準優勝のネワル(インド)と昨年覇者の戴資穎(台湾)に続き、世界選手権2連覇中のマリンも破る快進撃。50分足らずの圧勝劇に「誰も予想していなかったと思う。自分でもびっくり」と3連勝に驚きを隠せなかった。第1ゲームはラリー戦で優勢に立つと、最後は8連続ポイントを奪って先取。第2ゲームは中盤に追い付かれたが、相手のミスを誘って連取した。身長1メートル56と小柄だが、持ち味のフットワークを駆使した守備力が光る。「相手のエースショットを取って、集中を切れさせたのが一番よかった」と勝因に挙げた。
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