錦織“天敵”ストレートで下し大会3連覇王手!決勝はナダルと
2016年04月24日 05:30
テニス
世界ランキング6位で第2シードの錦織圭(26=日清食品)は準決勝で、世界22位の“天敵”ブノワ・ペア(26=フランス)を6―3、6―2で下して大会3連覇に王手をかけた。ペアには昨年の全米オープン1回戦、楽天ジャパン・オープン準決勝と連敗していたが、“天敵”を打ち破って24日の決勝戦に弾みをつけた。決勝の相手はフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6―3、6―3で破った第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)に決まった。
トラウマを消し去った。最後まで慎重に手綱を緩めることなく66分で快勝。「リターンの調子が良かったおかげで勝てた。自分の第1サーブも良かったし、準々決勝よりいいテニスができた」と3年連続の決勝進出に錦織は表情を緩めた。
ペアは展開を無視したドロップショットを多用し、錦織が「物凄く凄い」とうなるバックハンドの強打が武器。その奇想天外なプレーにいつもリズムを狂わされてきた。だが、この日の錦織はサーブの確率を高めて主導権を握った。ラリーでは素早いタイミングで左右に球を散らして単調な展開を避け、ペアに強打する隙を与えなかった。
リターンでもサーブに苦しむ相手の第2サーブを狙い打った。ブレークした第1セットの第5、第9ゲームではいずれもリターンエースを奪取。重圧をかけてペアから5本のダブルフォールトを呼び込んだ。過去2戦はいずれも逆転負けだっただけに、第2セットの最初のゲームで相手のブレークポイントをしのいだことも大きかった。直後のゲームで先にブレークして流れを握った。
ペアにはただ連敗していただけではない。前年準優勝者として臨んだ昨年の全米オープンでは2本のマッチポイントを逃して逆転負け。まさかの初戦敗退で負った傷は大きく、楽天ジャパン・オープンでも返り討ちに遭うなど、ペア戦の黒星をきっかけに昨季後半は低空飛行が続いた。
「自分も去年より強くなっているし、クレーでの試合になればまた違う」と自分を奮い立たせた半年ぶりの対戦で完勝。「このスコアで勝てたのはサーブ、ストローク、リターンと全部がしっかりできている証拠」と因縁の相手にようやく借りを返し、3連覇に大きな弾みをつけた。
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