シャラポワ、2年間の出場停止処分 「厳しすぎ」提訴へ

2016年06月09日 05:30

テニス

シャラポワ、2年間の出場停止処分 「厳しすぎ」提訴へ
マリア・シャラポワ (AP)
 国際テニス連盟(ITF)は8日、女子の元世界ランキング1位で4大大会通算5勝のマリア・シャラポワ(29=ロシア)に2年間の資格停止処分を科したと発表。1月に全豪オープンのドーピング検査で今年から禁止薬物に指定された「メルドニウム」に陽性反応を示し、暫定資格停止とされていた。処分期間は1月26日から18年1月25日まで。
 8月のリオデジャネイロ五輪出場はこれで絶望的となり、競技復帰へ厳しい立場に立たされた。全豪オープン8強の結果とランキングポイントも無効となり、同大会で得た賞金の返還を求められる。シャラポワは「2年間は厳しすぎる」との声明を出し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を表明した。

 シャラポワは1月26日の全豪オープン女子シングルス準々決勝でセリーナ・ウィリアムズ(米国)に敗戦後のドーピング検査で陽性反応を示し、2月2日にモスクワで行われた検査でも再び陽性反応が出た。競技力向上効果があるとされるメルドニウムは不整脈や心疾患の治療に使われ、シャラポワは医療目的で約10年間の服用を主張していた。

 ロシア・テニス連盟のタルピシェフ会長は5月25日、リオ五輪の女子代表に同選手を選出したと発表したが、ITFの処分が解除されない場合は補欠選手と入れ替える方針を示していた。

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