レブロン32得点でけん引! キャブスがウォリアーズに大勝
2016年06月09日 14:29
バスケット
「いい作戦プランを作ってくれた。それをみんなで48分間、遂行したんだ」とジェームズは崩れかかったチームを立て直したティロン・ルー監督(39)を含むコーチ陣の戦略を高く評価。試合直前には「いいか、オレについてこい。みんな自分の仕事をやるんだ!」とチームメートの士気を鼓舞したが、その言葉に背中を押されるように全員がコート上で活躍した。ティップオフ直後には9―0と先制パンチ。結局、一度もリードを許さない“Wire to Wire”という完ぺきな内容だった。
40分出場したジェームズが32得点を挙げれば、カイリー・アービング(24)も30得点。第2戦まで計8得点に終わっていたJ・R・スミス(30)は5本の3点シュートで20得点を挙げるなど、アウトサイドからのオフェンスもうまく機能した。
14得点を稼いだセンターのトリスタン・トンプソン(25)はオフェンスでの7本を含む13本のリバウンドをマーク。チーム・リバウンド本数では52―32と圧倒し、ラブの穴を先発陣が一致団結して埋めた。ジェファーソンはファイナルではネッツ時代の03年以来の先発となったが、33分で9得点8リバウンド。先発した5人の“組織力”が敗れたウォリアーズとは決定的に違っていた。
ウォリアーズは今ポストシーズンでは6敗目だが30点差は最大。9敗したレギュラーシーズンの敗戦時の平均点差は13・7だったが、プレーオフでは20・2とその数値が大きくなっており、後手に回るケースが増えてきている。
2年連続シーズンMVPとなったステファン・カリー(28)は前半わずか2得点。第3Q終盤から加点して結局19得点をマークしたが、今季の得点王(30・1)としては不本意な試合となった。今季平均22・1得点のクレイ・トンプソン(26)も10得点どまり。“スプラッシュ・ブラザーズ”の平均得点は今ファイナルの3戦を終えた段階で28・0と精彩を欠いており、レギュラーシーズン(52・2)と比べると2人の合計得点は46・4%も減少している。なお第4戦は同じクリーブランドで10日(日本時間11日)に行われる。
<第3戦の主なデータ>
▼ジェームズの30得点以上はプレーオフでは通算82回目。歴代2位のコービー・ブライアント(レイカーズ=88回)にはあと「6」と迫ってきた。1位はマイケル・ジョーダン(元ブルズ)の109回▼ウォリアーズの今季最大点差敗戦は2月19日のトレイルブレイザーズ戦で喫した32点差(●105―137)。今プレーオフでのワーストはサンダーとの西地区決勝第3戦で記録していた28点差(●105―133)だった▼キャバリアーズのフィールドゴール成功率は第1戦が38・1%、第2戦が35・4%。しかし第3戦は40%台を跳び越えて?52・7%(91本中48本成功)を記録した。一方、ウォリアーズは49・4%→54・3%→42・1%。
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