野口みずき、三重県から功労大賞

2016年06月09日 11:40

陸上

 三重県は9日、アテネ五輪の女子マラソン金メダリストで、現役引退を表明した野口みずき(37)に県スポーツ特別功労大賞を授与した。
 野口は表彰式で「ふるさとからの応援で、アテネ五輪では世界最高の喜びを得られた」と振り返った。今後の活動については「できる範囲で陸上に携わり、皆さんと笑顔で走りたい」と話した。賞状のほか、副賞として三重県で養殖した重さ約34キロのマグロ1匹が贈られ、喜ぶ場面もあった。

 県によると、女子レスリングの吉田沙保里に次いで2人目。野口は同県伊勢市出身。2004年アテネ五輪を制し、05年ベルリンマラソンで日本新記録を樹立した業績や、県のスポーツ振興に果たした貢献から大賞授与を決めた。

 野口はリオデジャネイロ五輪選考会を兼ねた3月の名古屋ウィメンズマラソンで23位となり、4月に引退を表明した。

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