全柔連強化委員長に金野氏就任 新体制、女子代表監督は増地氏

2016年09月14日 19:18

柔道

 全日本柔道連盟は14日、東京都文京区の講道館で臨時理事会を開き、山下泰裕副会長が兼務していた強化委員長の後任として日大男子監督の金野潤氏(49)の就任を決めた。五輪や世界選手権の出場経験はなく、異例の抜てきとなった。
 南條充寿監督が退任した女子代表監督には、筑波大総監督の増地克之氏(45)を起用。続投する男子代表監督の井上康生監督(38)と合わせ、2020年東京五輪への新体制がスタートする。

 強化副委員長には実業団の了徳寺学園で監督を務める山田利彦氏(46)、1996年アトランタ五輪覇者の中村兼三氏(42)、92年バルセロナ五輪代表の渡辺涼子氏(50)が選ばれた。中村氏が男子、渡辺氏が女子の担当となる。

 ▼金野潤・全日本柔道連盟強化委員長の話 最初は青天のへきれきだった。東京五輪に向けて非常に重い任を受けた。4年後に日本柔道の強さや内容の伴った試合を日本国民だけでなく、世界に見せられるようなチームにしていきたい。

 ▼増地克之・日本女子監督の話 東京五輪に向け、全身全霊で取り組む。稽古では繊細、試合では大胆に勝負できる選手を4年間で育てていきたい。先入観を持たず、最初の1、2年は多くの選手にチャンスを与えたい。

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