来季国内男子ツアーで「マッチプレー」14年ぶり復活へ
2016年11月29日 05:30
ゴルフ
かつては「日本プロゴルフマッチプレー選手権」が国内メジャー大会の一つとして開催されていたが、03年大会をもって終了。その後、永久シードの片山晋呉とネスレ日本が発起人となり、14年に「片山晋呉インビテーショナル・ネスレ日本マッチプレー選手権」が行われた。16年には同大会が日本プロゴルフ協会(PGA)主管となり「ネスレインビテーショナル日本プロゴルフマッチプレー選手権レクサス杯」と名を変え、開催された。だが、これは日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主管しないツアー外競技で、選手が獲得した賞金は賞金ランキングに加算されない。今回はJGTOが主管する大会のため、ツアー競技としては14年ぶりにマッチプレー方式の試合が復活することになる。
2人の選手がホールごとの勝ち負けで競うマッチプレーは、ゴルフ発祥の地とされるスコットランドでは長らく主流だった。現在、米ツアーでは3月に行われる世界選手権シリーズの「デル・マッチプレー」がある。国内ツアーからマッチプレーが消えた理由に、優勝争いが最終組の2人だけに絞られる点が挙げられたこともあるが、トッププロ同士の駆け引きにはストロークプレーにはない妙味がある。マッチプレーの復活は、人気低迷が叫ばれて久しい国内男子ゴルフ復権の起爆剤となるかもしれない。
▽マッチプレー 2人1組で回り、対戦相手とホールごとの勝敗を競う。より多くのホールを勝ったプレーヤーが勝ちとなる。一般的には18ホールで勝敗を競うが、36ホールで行うこともある。一方のプレーヤーが逆転不可能となった時点で終了となるため、18ホールをプレーせず勝敗が決するケースも多い。日本では87年の「日本プロゴルフマッチプレー選手権」で、当時無敵の尾崎将司との37ホール、8時間を超える死闘を制した高橋勝成が「マッチプレーの鬼」と呼ばれた。
▼日本プロゴルフマッチプレー選手権 75~03年まで開催されていたメジャー大会。大会に出場できるのは前年度優勝者、賞金ランク上位の32人だった。03年の優勝者はトッド・ハミルトン(米国)
おすすめテーマ
2016年11月29日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
五輪テレビ中継 ドイツ公共放送と交渉決裂 契約料で折り合わず
-
ロシア陸連の組織再建を報告へ 国際陸連のチーム責任者
-
46歳レジェンド レバンガ折茂 日本人初「9000得点」
-
来季国内男子ツアーで「マッチプレー」14年ぶり復活へ
-
ウッズ 復帰戦でブリヂストン球 ナイキ撤退でクラブは選択中
-
笠「震災を力に」熊本県庁を訪問 大会主催者ら1000万円贈呈
-
横審“不思議な大関”稀勢の里に注文の嵐 和製横綱へ期待の裏返し
-
横審・守屋委員長 鶴竜には高評価 豪栄道は「力不足だった」
-
鶴竜 「何か一つ足りない」稀勢にエール「それが分かれば上がれる」
-
春日山親方控訴審、話し合い継続へ 一審では1億7160万円請求
-
桃田 協会処分解除へ 来年5月にも復帰 東京五輪に望み
-
未成年飲酒 新たに強化指定選手1人を発表
-
美誠ら4選手が無事“再出発” 書類不備で離日延期
-
大坂なおみ 日本代表初選出濃厚 合宿参加へ準備
-
太陽誘電・藤田倭がMVP 投打二刀流で“3冠”
-
日本代表が欧州から帰国 山田12・4TL再開初戦出る
-
全国高校ラグビー シード校発表 東福岡など選出
-
高橋大輔さん、氷上で“かっこよく”義経に
-
姫路に真鍋GM誕生 元日本代表・竹下監督も「心強い」
-
野口が総合2位 男子は藤井が3位
-
暁斗3位 今季初表彰台 W杯複合第2戦