横審わずか10分「文句なし」全会一致 「安定した実力」評価
2017年01月24日 05:30
相撲
春場所は17年ぶりの4横綱となるが、守屋委員長は「強い人が勝ち、弱い人が負ける。4横綱時代は長く続かない」とし「ある面、交代時期にきていると思う。若手がこの後、活躍してくれると思う。次から次に横綱、大関が誕生してくれることを願っています」と理想を描いた。もちろん、その旗振り役として期待するのは稀勢の里だ。
この日で守屋委員長は任期満了。新委員長に選出された北村正任氏(毎日新聞社名誉顧問)は「強がりや乱暴な印象は好まれない。稀勢の里は感情を表に表さない人。横綱として本当の強さを伝えていってもらいたい」と話した。
▽横綱審議委員会が定める横綱推薦の内規(抜粋)
1・横綱に推薦する力士は品格、力量が抜群であること。
2・大関で2連続優勝した力士を横綱に推薦することを原則とする。
3・第2項に準ずる好成績を挙げた力士を推薦する場合は、出席委員の3分の2以上の決議を必要とする。
4・品格については、協会の確認に基づき審議する。
▼岡本昭委員(岡安証券最高顧問) 千秋楽で負けていたらアカンかった。あそこの踏ん張りが効いた。文句なし。
▼杉田亮毅委員(日本経済新聞社元社長) 昨日、白鵬に勝ったのが大きかった。
▼都倉俊一委員(作曲家) 負けないでほしい。少なくともあと4、5回は優勝してほしい。
▼勝野義孝委員(弁護士) 横綱になる資格は十分。横綱昇進前6場所の勝率は8割2分で朝青龍や白鵬よりも高い。
▼矢野弘典委員(産業雇用センター会長) こんなにうれしい日はない。少年少女の模範となる横綱に。
▼高村正彦委員(自民党副総裁) 苦労してなった人だから、昨年年間最多勝もとっているし、まだ強くなれる人だと思う。(出席予定も、会議には間に合わず)
▼大島寅夫委員(中日新聞社顧問) 我々の引退に稀勢の里が花を添えてくれた。(この日で任期満了)
▼日本相撲協会八角理事長(元横綱・北勝海) 去年1年間の成績を見て安定感が一目瞭然で(横審の)皆さん驚いていた。理事会が終わってから、また改めて言います。
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