“遼の弟分”星野 初の単独首位発進、憧れ秀道太鼓判「安定感ある」
2017年04月14日 05:30
ゴルフ
「自分の中では上出来です。注目してもらっているなあと感じていて一日でも期待に応えられたらいいなと思っていたので少しは応えられたかな」。昨年の最終予選会では2位に7打差の“圧勝”でトップ通過。1月のアジアでの連戦では2戦連続でトップ10入りを果たした。高まる一方の周囲の期待に首位発進という結果で見事、応えた。
1メートル86の長身から放たれる飛距離で沸かせた。インから出て2つスコアを伸ばし迎えた17番パー5。1Wを323ヤード飛ばし、約190ヤードの第2打は8Iで2メートルにつけてイーグルを奪った。後半は2番パー4で第2打を50センチにぴたりとつけ、3番では8メートルをねじ込み連続バーディー。「意外と緊張しなかった」と自身のベストスコアを出した。
大会前の再会を力にした。開幕前日の12日、練習場で今大会のリポーターをする田中秀道と遭遇。思い切って「僕が初めてサインをもらったプロが秀道プロなんです」と話しかけ、一緒に写真を撮ってもらった。場所や日時は覚えていないが、両親に連れられ観戦したツアー会場で白いポロシャツの背中にサインを書いてもらったという。時を経て、今では田中が「手でこね回すのではなく、体を使ってねじり戻すだけのスイングだから飛ばすけれど安定感がある」と注目する一人に成長し、主役となった。
石川遼と同じマネジメント事務所で“遼の弟分”とも称されるが、史上初の下部&レギュラーツアーでの同一年開幕戦制覇を果たせば、もう形容詞は不要だ。「もっと上を目指して頑張りたい」。伸び盛りのルーキーは高いハードルも一気に乗り越えそうだ。
◆星野 陸也(ほしの・りくや)1996年(平8)5月12日生まれ、茨城県水戸市出身の20歳。6歳からゴルフを始める。茨城・水城高を経て、日大2年で中退し昨年8月にプロ転向。今季のSMBCシンガポールオープン6位がツアー最高位。下部ツアー開幕戦の「Novil Cup」でプロ初優勝。1メートル86、70キロ。
おすすめテーマ
2017年04月14日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
入江、百背トップ通過 久々の国内戦「不安」は「自信」へ
-
池江、ドーピング検査で寝られずも…200自は目標の2分切りで1位通過
-
福士加代子が結婚 お相手は41歳会社員 現役引退はせず
-
浅田真央「元気」から「憂い」「苦悩」…それでも印象は「笑顔」
-
【林享の目】いいスタート切った瀬戸、萩野 目標が近くいることが必要
-
五郎丸 15日のカストル戦はメンバー外
-
みうみま、そろって3回戦へ アジア選手権
-
カーリング男子 SC軽井沢ク本拠で強豪国が五輪直前合宿 時差ない利点
-
谷原秀人11位「いいスコア」 石川ら53位 RBCヘリテージ
-
熊本地震から1年…ラウンド前に追悼セレモニー KKT杯バンテリンL
-
国際陸連、50キロ競歩除外せず 東京五輪で日本勢の表彰台期待
-
瀬戸 萩野に勝った、0・01秒差 世界選手権∨3へ「自信になる」
-
萩野 タッチの差で6連覇逃す、瀬戸に屈し「やっぱり勝ちたい」
-
池江 女子初の大会5冠へ好発進 50自由形快勝も「凄く悔しい」
-
小関 男子100平、唯一の1分切りにも「58秒台が欲しかった」
-
青木 女子100平、初優勝で初代表「目標達成できて良かった」
-
立石 今大会で引退「世界で戦えるレベルではない」、ロンドン五輪銅
-
“ポスト真央”平昌代表選考は新基準 出場枠異なり異例の男女別に
-
“遼の弟分”星野 初の単独首位発進、憧れ秀道太鼓判「安定感ある」
-
新婚小平 5バーディーに「自信になる」、古閑には毎朝ラブコール
-
ジャンボ 117位に「納得いかない」、バーディー先行も崩れる
-
一ノ瀬、小林会長が熊本復興祈念し植樹 14日開幕バンテリンL
-
藍 暫定17位、ボギーなしに笑み「ほとんどミスのないラウンド」
-
奈紗 連続バーディー締めでイーブン「上出来。2日目につながる」
-
遼 出場3戦ぶり決勝R目指す 池田らも出場 米RBCヘリテージ
-
安美錦 巡業で申し合い参加、復調アピール 宇良にアドバイスも
-
宇良 猫ひろしと取組、猫だまし食らうもつり出し 居反り断られ…
-
サンウルブズ共同主将立川 5月アジア選手権で復帰も 今季出場なし
-
男子バスケ 日本代表新監督にラマス氏、アルゼンチン出身の名将