瀬戸 萩野に勝った、0・01秒差 世界選手権∨3へ「自信になる」
2017年04月14日 05:30
競泳
勝負に徹した。当初は3つ目の得意の平泳ぎで突き放すプランだったが、2つ目の背泳ぎで力んでしまった。「平泳ぎでスパートをかけると、自由形で差される。体力をためよう」。200メートルで体一つリードされていたところを、並ぶところまでにあえて抑えた。そして最後はバテながらも「練習してきて自信があった」自由形で競り勝った。4分10秒44は自己ベストから1秒97遅れたが、作戦変更で勝利を呼び込んだ。
世界王者として臨んだリオ五輪では決勝でタイムを落とし、3位に終わった。その頃から感じることがあった。「爆発力がなくなっている」。ジュニア時代は次々と記録を伸ばし、13年の世界選手権(バルセロナ)で自己ベストを1秒以上更新して優勝した。狙った大会で記録を出せる。その本来の武器を取り戻そうと、冬場は試行錯誤を続けてきた。
早大に入学した4年前から重要な大会前に実施してきた高地合宿を今回やめた。これまで完全オフは週1回だったが、3日練習して1日休むサイクルに変えた。ウエートトレーニングで筋量が増えた分、疲労もたまりやすくなっていたからだ。息抜きに飲んでいたお酒も断った。いずれも年齢を重ねて変化した肉体に対応し、一回の練習の質を高めるためだった。
社会人になって初めてのレース。爆発的なタイムではなかったが、勝負強さは戻ってきた。「この勝ちは自信になる。自信が爆発力の鍵になる」。3連覇が懸かる世界選手権。「リオでできなかったワンツーフィニッシュをしたい。もちろん自分がワンで」。瀬戸らしい強気な言葉も戻ってきた。
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